注目馬情報 Attention

ライオットガール

牝4 JRA 中村直也厩舎 通算12戦5勝

父:シニスターミニスター
母:マリアビスティー
母の父:ハーツクライ

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本格化は3歳春。力をつけたことで安定した先行力が身についた。重賞初勝利はレパードS。そこで2着に負かしたオメガギネスが先日の東海Sでも2着。この馬の力も推し量れる。その後の大井での2戦は出遅れが響いた印象で、スタートを決めて先行できた前走はしっかり挽回した。余裕のある勝ちっぷりだったし、本番と同じ舞台で勝てたことは大きな収穫。ただ、今回は斤量が56キロに増えるうえに、苦手な久々の競馬。この中間の動きはやはり物足りない。体は仕上がっている印象だが、もっさりしていて鋭さがひと息。叩いた方がいいのは戦績からも明らかで、そのあたりを考慮する必要はありそう。直前の追い切りでどこまで良くなるかに注目したい。

(研究ニュース・小野颯真)

テリオスベル

牝7 JRA 田島俊明厩舎 通算39戦7勝

父:キズナ
母:アーリースプリング
母の父:クロフネ

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明けて7歳となったテリオスベル。管理する田島俊明調教師は「そろそろラストランを考えなくてはいけませんね」と言いつつも「馬は変わらず元気です」と続けた。前走後は美浦トレセン近郊のケイエストレセンに短期放牧されたそうだが、帰厩後は主戦の江田照男騎手が2週にわたって騎乗。意欲的な調教を消化している。「この馬の場合、いつも同じになってしまいますが、とにかく同型との兼ね合いがカギですね。外枠に入ったり、早目にハナに立てたりする形になれば良いのですが……」と田島調教師。もっとも近走は番手の競馬でも大崩れはしていないので、相当モマれたり、後方からになったりしなければ軽視は出来ないだろう。あと何走するか分からないが、もうひと花を期待したい。

(平松 さとし)

キャリックアリード

牝5 大井 藤田輝信厩舎 通算7戦4勝

父:キズナ
母:アイリッシュシー
母の父:Galileo

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JRAでデビューして7戦4勝、全て3着以内という安定した成績。前走の神奈川記念は休み明けで10キロの馬体増だったが、鋭い末脚で2着に追い上げ、ポテンシャルの高さと地方のダートに対する適性を示した。充実ぶり顕著な状態での転入に、藤田輝信調教師は「少しピリピリした感じはありますが、御神本騎手の話によると、レースではおとなしいようですね。地方の馬場もこなせていますし、前走もあのメンバーで2着だったので、牝馬同士の今回は楽しみです」と期待を口にする。自在に立ち回れるセンスの良さがあり、1800メートルもOK。左回りの経験が豊富なのもプラス材料だ。ここを勝って、ダート牝馬路線の主役に躍り出るか注目が集まる。

(大貫 師男)

アーテルアストレア

牝5 JRA 橋口慎介厩舎 通算17戦6勝

父:リーチザクラウン
母:スターズインヘヴン
母の父:ワークフォース

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前走は牡馬相手のG1へ果敢に挑戦。2着ウィルソンテソーロを除く上位馬は先行するか内を通っていたことを思えば、後方から外を回す形で勝ったレモンポップから1秒差なら、内容的に悲観することはない。主戦場と言える牝馬限定のダートグレードに戻る今回は当然主力候補。ただ、少し気になるのは、鮮やかに差し切ったレディスプレリュードは水分を含み速い時計が出る馬場だったことに対して、同じ大井の1800mでも良馬場でオーストラリア産の砂に入れ替わったJBCレディスクラシックでは3着と敗れ、本来の切れ味からすると物足りなさも感じた。今回の船橋競馬場も同様の砂で、直線が短い。このあたりに対応できるかがポイントとなる。

(研究ニュース・石井大輔)

ゴールデンハインド

牝4 JRA 武市康男厩舎 通算9戦2勝

父:ゴールドシップ
母:オレゴンレディ
母の父:Shamardal

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「状態は上向き、雰囲気も良い」。ゴールデンハインドについて管理する武市康男調教師はそう言うと、更に続けた。「左に張るところがあるのですが、それよりスンナリ先行出来るかどうかが課題になってくるでしょう」。出来れば逃げたいようで「まずはハナを主張してもらうつもり」との事だ。行けるかどうかとなると、当然、初めてとなるダートへの適性も問題になってくるが、この点については「兄も姉もダート馬だったので心配していません」と言う。それでも、初めて砂を浴びる形になったら不安はないかと問うと「あえて1馬身下げて走らせる調教もしました」との答え。また休み明けの前走は自身最高の498キロだったが「ほとんどが成長分なので今回も490キロ台でしょう」との事。GII勝ちの実績がダートでも通用なら侮れない。

(平松 さとし)

メイドイットマム

牝4 船橋 石井勝男厩舎 通算14戦5勝

父:ノヴェリスト
母:コマノスクアーロ
母の父:ゼンノロブロイ

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NARグランプリ2023の3歳最優秀牝馬。南関東で重賞3勝を挙げているほか、関東オークスJpnIIで0秒3差の4着に好走するなど、現4歳世代の牝馬ではトップクラスの実績を残してきた。前走の東京シンデレラマイルは初の年長馬相手で6着だったが、0秒5差に追い上げた内容は悪くなかった。「前走は久々のマイル戦が響きましたね。その後は順調で力を出せるデキにありますし、地元コースの1800メートルもいい条件だと思います。ただ、交流重賞のメンバーでどこまでやれるか、といったところでしょう」と石井勝男調教師。2歳時以来の地元出走となるが、調教で走り慣れているので不安はなく、ハンデ52キロも好材料。リズム良く追走できればチャンスが巡ってくる。

(大貫 師男)

注記

当ページは、2月2日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。