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レースの見どころ

昨年まで師走の牝馬交流ハンデ重賞として多くの名牝を輩出してきたがダート路線の抜本的な見直しから11月末から12月にかけて船橋での開催から約2か月後のこの時期へ移動となった。1年の牝馬ダート路線を占う意味ではこれまでとは違う位置づけになりそうだが、各陣営はここで弾みをつけてこの路線の先陣を切っていきたいところ。主役不在、毎回勝ち馬が変わる混沌としている路線だがポイントは条件によって各馬共にパフォーマンスが変わっていること。砂の違いやコース替わりなど微妙な条件の違いで走りが変わっているのも事実。今回は昨年末にこの路線でしのぎを削ったメンバーとほぼ変わらない構成に新興勢力が挑む様相。力の見極めが難解ではあるが興味深いレースが期待できそうだ。

本命

  • 78テリオスベル

CHECK!

昨年は全国行脚の11戦。その中にはJBCレディスクラシック5着や、牡馬相手のダイオライト記念、マーキュリーC2着も含まれ、掲示板を外したのは中央場所の平安ステークス16着の1度だけだった。船橋→名古屋を使っての臨戦となるが、遠征競馬は慣れたものでローテーションに不安なし。時計を要す馬場を得意としており、船橋は22年クイーン賞1着を含む〔1-2-0-0〕と好相性。2走前は完敗だったライオットガールとの再戦となるが、今回は斤量差が2.5キロ→0.5キロ差に。これなら逆転も可能とみる。

対抗

  • 22アーテルアストレア

CHECK!

前走は敗れはしたが1秒差で牝馬最先着なら悲観する内容ではなく、得意の左回りで牡馬のトップレベル相手でも存在感をしっかりと示した。昨シーズンは重賞制覇含め充実の1年を過ごし、今年はもうワンランク上での活躍が期待できるだけに前走はいい経験値を積んだと割り切れる。全6勝中5勝をあげている左回りに条件も好転。無念の負傷でここ3戦騎乗できなかったこの馬を知り尽くした菱田Jに乗り替わり能力全開なら新たなタイトル奪取もすぐそこだ。

単穴

  • 810キャリックアリード

CHECK!

初コースに初ナイター、初物尽くしだった重賞初挑戦の前走は最速の上りで2着と好走。ここまでキャリア僅か7戦だけに伸びしろが最も大きいのはこの馬か。転入初戦だが前走でタフな地方の馬場もこなしており不安材料は少なくむしろJRA勢との斤量差は魅力が大きい。御神本Jの連続騎乗も心強く左回りも戦績も文句なし。ニューヒロイン誕生なるか注目の1頭。

連穴

  • 89ライオットガール
  • 33メイドイットマム

CHECK!

連覇のチャンス巡ってきたライオットガール。開催時期見直しの影響で約2か月半の間隔での開催となったが、この馬にとっては賞金加算のチャンスでもある。前回よりも骨太メンバー集結も能力は十分に足りており、再び注目したい。前回古馬との初対戦も人気通りとはならなかったメイドイットマムも今回警戒しなくてはならない。斤量52kgと恵まれ、これを活かし上手く先行出来れば流れ込みも可能。

提供 日刊競馬 山本 翔太

注記

当ページの情報は、2月6日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。