注目馬情報 Attention

セラフィックコール

牡4 JRA 寺島良厩舎 通算6戦5勝

父:ヘニーヒューズ
母:シャンドランジュ
母の父:マンハッタンカフェ

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初戦で8馬身差をつけて圧勝すると、2戦目は重馬場にしては時計がかかる状態にもかかわらず、開催No.2の好時計で勝利。3戦目こそハナ差の辛勝だったが、4戦目、そして重賞初挑戦のみやこSも完勝で無傷の5連勝。5戦でつけた着差は約18馬身半。ここまで能力の高さで後方から捩じ伏せてきたが、チャンピオンズCでは追い込み馬に厳しい展開にしても、見せ場を作れず10着。今回も同じ左回りでコーナーがきついコースというのは気になるところだが、2周目の3コーナー付近である程度の馬に上位争いが絞られることが多いレースだけに、前走より捌きやすくなる可能性は高い。大型馬にしては攻め量が少なめで問題ないタイプ。休み明けでも動ける態勢。

(研究ニュース・石井大輔)

ディクテオン

セン6 JRA 吉岡辰弥厩舎 通算20戦8勝

父:キングカメハメハ
母:メーデイア
母の父:キングヘイロー

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浦和記念、名古屋グランプリと2連勝中。母メーデイアは交流重賞6勝の名牝だが、自身もその血に違わぬ強さを見せている。6歳を迎えた今年、更なる活躍が期待できる一頭だ。ゲート、出脚が遅く、それによってポジションを取れないという弱みはあるが、頭数が少なくバラける展開になりやすい交流重賞ならリカバリーは可能。スタミナ豊富で距離延長もむしろプラス。途中から動いて先頭に立つ、ここ2戦のような競馬に持ち込めていいはずだ。ただ、走る気が出ないまま大敗もあり得る気難しさも持ち合わせる。思えば中央復帰後の6勝はすべて中5週以内。この中間も入念に乗り込まれてはいるが、今回は実績のない休み明け。スイッチが入るかが一番の鍵。

(競馬ブック・広瀬健太)

ハギノアレグリアス

牡7 JRA 四位洋文厩舎 通算16戦7勝

父:キズナ
母:タニノカリス
母の父:ジェネラス

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3歳夏頃からグンと力をつけ3連勝でオープン入り。ただ、そこで屈腱炎を発症し長期休養を余儀なくされる。それでも復活を果たして、23年名古屋大賞典で重賞初制覇。今年で7歳になるが、馬体にはまだまだ張りがあって衰えは感じない。レースでは中位から決め手を生かすタイプで立ち回りもうまい。前々走はトップハンデに大外枠と厳しい条件が揃ったなかでの勝利。前走は差しの利きにくい展開に加えて、速い時計での決着が敗因だろう。2400mは初めてだが、スタミナとパワーのあるタイプで舞台は合いそう。1週前の時点では、久々でまだ上を目指せる動きだが、鉄砲は得意。2週続けてビシッとやれており、当日までにはきちっと仕上がってきそう。

(研究ニュース・小野颯真)

テリオスベル

牝7 JRA 田島俊明厩舎 通算40戦7勝

父:キズナ
母:アーリースプリング
母の父:クロフネ

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「ずっと使われているにもかかわらず、いつも通り変わらず良い状態を維持しています」。テリオスベルについてそう語るのは管理する田島俊明調教師だ。昨年はほぼ通年で走り11戦を消化。今年も既に2月7日のクイーン賞(JpnIII)に出走し、2着に好走。既に7歳になったが、調教師が言うように年齢的な衰えは感じさせない。前走について、田島調教師は続ける。「すんなりと逃げる自分の形に持ち込めたのが大きいと思います。これもいつもの事ですが、展開次第の面があるので、同じような競馬が出来れば……という感じです」。キャリアの大詰め段階に入っているのは間違いなさそうだが、もうひと仕事があってもおかしくなさそうだ。

(平松 さとし)

アナザートゥルース

セン10 北海道 田中淳司厩舎 通算45戦10勝

父:アイルハヴアナザー
母:キョウエイトルース
母の父:フジキセキ

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名古屋グランプリ4着後はオカダスタッドに放牧され、1月27日に帰厩。「2月3日に3F43秒2をマーク後は、毎週金曜日に追い切りを行ってきました。1週前の24日は、レディーアーサーと併せてビシッと追い、ラスト1Fも11秒8でまとめました(3Fは35秒7)。長距離輸送もあるので、最終追い切りは馬なりでの調整になると思います」と、田中淳司調教師は順調度をアピールする。ダイオライト記念は、船橋所属時の2023年は10着と奮わなかったものの、JRA所属時に2020年1着、2021年3着と相性の良いレース。「名古屋グランプリで3着のテリオスベルに迫る脚を見せたように、年齢は重ねても元気です。主戦の服部騎手が船橋で期間限定騎乗中ですから、馬場の傾向も掴んだ上で、今回も末脚に懸けるレースになると思います。1頭でも多く負かしたいですね」と、健闘を誓った。

(古谷 剛彦)

エルデュクラージュ

セン10 船橋 川島正一厩舎 通算46戦9勝

父:クロフネ
母:エルダンジュ
母の父:サンデーサイレンス

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JRA時代はリステッド競走やオープンで勝利を飾り、2021年12月から南関東へ移籍。翌年の川崎記念は地方最先着の2着となり、昨年の報知オールスターCは9歳で念願の初タイトルを獲得した。今年10歳になったが、2走前の報知グランプリCで2つ目の重賞V。4年連続の出走となるこのダイオライト記念は、最初の年(2021年)に2着となった相性のいい舞台だ。川島正一調教師は「前走(報知オールスターC・7着)は自分の競馬ができずに、やめてしまった感じ。寒い時期がいい馬だし、これまで無理をしていないので、馬は若いですよ。相手は強くなるけど、スムーズな競馬はさせたいですね」と話していた。展開は鍵を握るが、自分の形に持ち込み、どのくらい粘り込めるか。

(高橋 華代子)

ロードレガリス

牡9 船橋 岡林光浩厩舎 通算30戦8勝

父:ハーツクライ
母:レディマーメイド
母の父:Fusaichi Pegasus

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JRAでデビュー。芝で走り未勝利だったが、それ以降はダートへ転向した。移籍した南関東で3勝すると、JRAへ再転入。3歳以上1勝クラスからオープンまで一気に4連勝(通算6連勝)を挙げた。2020年の白山大賞典はクビ差の2着になるなど、交流重賞でも好走。昨年8月からは南関東へ再移籍し、堅実な走りを見せている。岡林光浩調教師は「前走(2月13日、大井、オープン)は早め先頭にに立ったぶん、ソラを使いました。馬体重は530キロを切ったくらいで使いたいので、レース間隔がないことがいい方に出てくれれば。9歳ですが、冬でも毛づやはビカビカ。のんびり行けた方がいいので、初距離も大丈夫だと思います」とコメント。地の利も生かして、久しぶりの交流重賞に臨む。

(高橋 華代子)

注記

当ページは、3月1日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。