予想情報 Prediction

レースの見どころ

ダート競走の体系整備によって、施行時期が5月上旬に変更された。過去の優勝馬にはヴァーミリアンなどの一流馬も名を連ねている。位置づけとしては、上半期のチャンピオン決定戦である帝王賞に出走するためのステップレースという感じで、賞金的に出走が微妙な馬にとっては選択肢の1つとなってくるはず。特に条件戦を勝ち上がったばかりの立場では賞金的に魅力のあるレースとなり、地方競馬場で行われるグレードレースに積極的に参戦する傾向が強まりそうな雰囲気がある。

本命

  • 710ノットゥルノ

CHECK!

3歳時は伏竜ステークス2着、兵庫チャンピオンシップ2着を経て、ジャパンダートダービーで重賞初制覇。暮れの東京大賞典もウシュバテソーロの2着に食い込み、翌年以降の飛躍を期待された。しかしその後はグレードレースでの大敗が続き、自信を喪失した時期も。再浮上の契機になったのは昨秋のJBCクラシック。前走比マイナス27キロは馬体が引き締まったもので、あわやの場面を見せての2着。2年連続で臨んだ東京大賞典も0秒3差4着にまとめており、相性がひと息の川崎での凡走は気にならない。今の名古屋の馬場もマッチしていると言える。

対抗

  • 44ディクテオン

CHECK!

一時期は名古屋に所属したこともあり、その破天荒さにスケールの大きさを感じさせたもの。極端な脚質のゆえに思わぬ凡走をしたケースは少なくないが、名古屋在籍時にコンビを組んでいた岡部騎手との再タッグで前回の当レースを制している。前走・川崎記念ではノットゥルノに先着しており、力は上と見る向きも。今の名古屋コースはインが有効的に使えて、先行馬に有利なことが懸念材料になるが、その点はリーディングの鞍上がシビアな立ち回りで補ってくれよう。

単穴

  • 811キリンジ

CHECK!

初勝利を挙げるのに5走を要したが、1勝クラスも連勝。そして兵庫チャンピオンシップ2着から臨んだジャパンダートダービーでは、当時は無敗だったミックファイアの2着に健闘している。佐賀記念でノットゥルノに完敗しており、当時の斤量差を考えると逆転は難しい情勢に思えるが、この中間から試されているブリンカー着用の効果が劇的であれば。他の有力馬を出し抜くような戦法を模索しているかもしれない。

連穴

  • 33レッドファーロ
  • 22ヒロイックテイル
  • 11エクセスリターン

CHECK!

レッドファーロは詰まった日程で臨んでくるのは勝算あってのことで、負けはしたものの前走の内容に相当な手応えを感じている様子。全4勝中の3勝で手綱を取っている横山典騎手に戻してきたのも不気味。ヒロイックテイルは高知へ移籍しての初戦がここでは少々荷が重いが、人気薄の気楽さゆえ、玉砕覚悟の積極策を取るようなら、もしかしてがあるように思える。エクセスリターンは初のオープンになるが、ハマった時の決め手はここでも通用して不思議ない。ペースによっては縦長の展開になることも十分に予想されるので、コースロスを抑えた追い上げが可能になる。

提供 競馬東海 鬼頭 信正

注記

当ページの情報は、5月5日(日)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。