ダート競走の体系整備によって創設されたダート三冠の最終戦。条件的には7月上旬に行われていたジャパンダートダービーJpnIと変わらないが、新たな三冠目は10月上旬の実施となった。フルゲート16頭にJRA馬の出走可能頭数は7頭。不来方賞JpnII、レパードステークスGIIIの1着馬と、地方馬に限っては黒潮盃(大井)1・2着馬にも優先出走権が与えられる。(斎藤 修)
JRAも含めた全国的なダート三冠の新設にともない、1999年から2023年まで四半世紀の歴史を刻んだジャパンダートダービーJpnIが、三冠最終戦として2024年よりレース名称と時期を変更しての実施となった。第1回のオリオンザサンクス(大井)は当時南関東四冠のうち三冠を制覇。01年のトーシンブリザード(船橋)はデビューから無敗のまま南関東四冠(当時)を制した。また02年のゴールドアリュール(JRA)は種牡馬となって多くのダートGI/JpnI勝ち馬を出した。07年のフリオーソはNARグランプリ年度代表馬受賞4回。南関東三冠最後の年、23年にはミックファイア(大井)がトーシンブリザード以来22年ぶり無敗の三冠を達成した。(斎藤 修)
大井2000mでは外回りコースが使用される。4コーナーからスタートして最初のコーナーまで約500mあり、ゴールまでの直線も386mと地方競馬では直線がもっとも長いコースで、後方からの差しが決まることも。帝王賞、東京ダービー、ジャパンダートクラシックなどの大レースが行われる舞台。(斎藤 修)