予想情報 Prediction

レースの見どころ

アラブ重賞として創設され今年で51回目。ダート体系整備のため昨年よりダートグレード競走に格上げされた。記念すべき交流元年はアンモシエラが制し、その後羽田盃2着・東京ダービー3着とコース、距離は違えどクラシックにつながる大事なステップレースである。今年もJRA、全国から有力馬が出走。ダートで猛威を振るうナダル産駒のクァンタムウェーブとメルキオル。アルテミスステークス2着ミストレスがダートに挑戦、全日本2歳優駿で5着高知のジュゲムーンなど楽しみな一戦となった。

本命

  • 77クァンタムウェーブ

CHECK!

新馬、1勝クラスともに1800mで一戦必勝ゆったりローテーション。余裕の手応えからしぶとく粘る2着馬を競り落とす勝負根性。勝負処でスッと反応できるレースセンス。わずかキャリア2戦だが、現時点での完成度では一番。新種牡馬ランキングトップのナダル産駒。人気を分け合う形のメルキオルとは同厩、同産駒。クラシックに向けしっかり賞金を加算したいところ。

対抗

  • 89メルキオル

CHECK!

芝デビューで大敗、未勝利戦も6頭立て5着だったが、ダート変わりの3戦目で2秒3差の圧勝劇で初勝利をあげると、続くプラタナス賞も5馬身差で逃げ切り勝ち。2着コパノヴィンセントが後の兵庫ジュニアグランプリで2着なら重賞で通用のスピードといえそう。芝復帰の前走ジュニアカップは久々で馬体増なら試走の印象が強い。叩き2戦目、ダートで変身できる。

単穴

  • 44ミストレス

CHECK!

ここまで芝3戦、新馬圧勝、アルテミスステークスも逃げ粘って2着、GIでもコンマ差とスピード能力は同世代牝馬で上位のもの。馬格のあるキズナ産駒でいかにもダートはこなしそうだし、母系はアメリカ血統で近親にコントレイルがいる一族。紅一点で鞍上が坂井瑠星騎手は昨年のアンモシエラと一緒でいかにも不気味な存在。

連穴

  • 22ウィルオレオール
  • 33ジュゲムーン
  • 78バリウィール

CHECK!

平和賞勝ちでコース実績がある強みはウィルオレオール。前走で初めてダートで連対を外したが、小回り川崎よりは広いコースのほうが持ち味の末脚もより生かせる。全日本2歳優駿でウィルオレオールに先着したジュゲムーン。初距離も無難にクリアし、豊富なキャリアを武器にさらなる距離延長も克服可能。前走、南部駒賞勝ちのバリウィールも通用の力は秘める。

提供 日刊競馬 鈴木 宏哉

注記

当ページの情報は、1月21日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。