牡3 JRA 武井亮厩舎 通算2戦2勝
父:ゴールドドリーム
母:ターシャズスター
母の父:Spanish Steps
デビュー前から期待された馬で、昨年8月の新馬戦では単勝オッズ1.3倍の圧倒的1番人気の支持を受けた。結果、勝利するが、2着馬とは僅か半馬身差で、意外と辛勝に見えた。ところが2戦目となった12月の1勝クラスでは向こう正面で最後方だったにもかかわらず、3~4コーナーで大外をマクるように追い上げ、最後の直線では1頭だけ違う脚色での伸び。最後は2着に1馬身3/4差をつけて突き抜けた。武井亮調教師は「初戦が思ったほど走れなかっただけで、2戦目で能力を示してくれました」と語る。今回は除外の可能性が高いと考え、ヒヤシンスSを予定していたため、少々前倒しの出走。「だから90%の状態」との事。「それでも今後の東京ダービーへ続く路線を考えると好勝負してほしい」と指揮官。
(平松 さとし)
牡3 JRA 高柳瑞樹厩舎 通算3戦1勝
父:ゴールドドリーム
母:ヴィータアレグリア
母の父:ネオユニヴァース
大きく出遅れたデビュー戦から大分出るようになった2戦目のJBC2歳優駿(JpnIII)。それでも直線入口では万事休すと思える位置だったが、よく2着まで追い上げた。それだけに経験を積んだ前走、3戦目の全日本2歳優駿(JpnI)は更なる期待をされたが、後方のまま7着に敗れてしまった。初めて大きく負けた事について、管理する高柳瑞樹調教師は「コーナーがタイトな競馬場で、スムーズに加速出来なかったのが大きいと思います」と語る。その見解から、今回の大井競馬場に変わるのは「良いでしょう」と続けた。前走も状態自体は悪くなかったそうで、中間、放牧に出された今回も「良いデキはキープしています」との事。あとはスタートが今一つの分、展開の助けがほしいところか……。
(平松 さとし)
牡3 JRA 矢作芳人厩舎 通算4戦1勝
父:モーリス
母:アイリッシュシー
母の父:Galileo
最速の上がりで逃げ切ってデビューを飾ると、重賞挑戦の2戦目は後手に回って離れた最後方からの直線勝負に。馬の間を割って、外から一気に来たアルテヴェローチェと互角の脚を見せ、ここでの上がり34秒3もメンバー最速。2戦とも厩舎サイドの期待を上回る走りを見せ、当時は「思った以上に瞬発力がある」という評価。最後入れの大外枠でゲートの駐立もマシだった朝日杯FSでは、初めての多頭数で馬込みに入る形になってかなりエキサイト。キックバックには少なからず不安が残るが、シンザン記念では五分のスタートが切れたように駐立に関してはかなり改善された。どこからでも運べる点は強みなので、初めてのダートでどう立ち回るか興味深い。
(競馬ブック・橋本篤史)
牡3 大井 坂井英光厩舎 通算4戦3勝
父:デクラレーションオブウォー
母:ハルサンサン
母の父:サウスヴィグラス
門別で2戦したのち大井・坂井英光厩舎に移籍。迎えた南関東初戦が圧巻だった。大井1600mに出走。2番手から抜け出すと、SIIIゴールドジュニア勝ち馬ランベリー(2着)に7馬身差をつけた。初物づくしの一戦をあっさりクリアすると、続くハイセイコー記念を6馬身差で制して重賞初制覇を飾った。その後は放牧に出されて、全日本2歳優駿は自重。ここに照準を合わせて調整されてきた。近2走の内容から南関勢のエースとしての期待が懸かる。「レースでまだ遊びながら走っている感じで、もっと走ると思っている。ここの結果次第で三冠路線か、短距離路線か考えたいと思う」と坂井調教師。今後を占う意味でも重要な一戦だ。
(スポーツニッポン・大澤太久)
牡3 大井 荒山勝徳厩舎 通算5戦4勝
父:シニスターミニスター
母:リコーデリンジャー
母の父:スウェプトオーヴァーボード
2歳5月、門別でデビュー。2連勝で迎えたブリーダーズゴールドジュニアCで重賞初制覇を飾ると、続くサンライズCも制して重賞連覇を達成した。JBC2歳優駿では4戦無敗の戦歴が評価され3番人気に推されたが、9着に大敗。初黒星を喫した。その後は大井・荒山勝徳厩舎に移籍。ここを目標に調整を進めてきた。「まだ粗削りで競馬を教えていってどうかというところ。能力はまずまずのものがあるが、いい意味でのオン・オフがほしい」と荒山調教師は話す。精神面の課題はあるものの、サンライズCではのちのJBC2歳優駿勝ち馬ソルジャーフィルドを完封しており脚力は確か。自分のリズムで運べるかが鍵になりそうだ。
(スポーツニッポン・大澤太久)
牡3 大井 米田英世厩舎 通算6戦1勝
父:ゴールドドリーム
母:キャスノワゼット
母の父:ロードカナロア
近親にトゥザヴィクトリーがいる良血で、ここまで【1・3・2・0】。白星はデビュー2戦目の1つのみだが、相手なりの走りで安定した成績を残している。特に持ち味を存分に発揮したのが2走前のハイセイコー記念だ。スタート後、二の脚を利かせて1コーナーの入り口では2番手につける。勝負どころの手応えは決して良くなかったが、バテることなくポジションをキープしたまま直線へ。逃げたスマイルマンボに6馬身の差をつけられたが、3番手以下の追い上げを封じて連対を確保。SIの強力メンバー相手に存在感を放った。中央勢が加わる今回はさらに相手が強化されるが、持ち前のしぶとさで上位を狙う。
(スポーツニッポン・大澤太久)
注記
当ページは、2月14日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。