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レースの見どころ

 今年で70回目を迎える羽田盃。新体系元年の昨年は雲取賞2着の白毛馬アマンテビアンコが京浜盃2着のアンモシエラに競り勝ちJRAのワンツー決着。今年はJRA4頭、地方はオール南関東11頭の15頭立て。京浜盃を好タイムでワンサイド勝利のナチュラルライズは右回りに自信。雲取賞を勝ち3戦3勝のジャナドリアはスケールの大きな走りに魅力。ただし、JBC2歳優駿2着、雲取賞2着のグランジョルノ、逃げ有力アメージングも伏兵以上の評価で正に強力な布陣。迎え撃つ南関勢で注目はナイトオブファイア。京浜盃で初黒星を喫したものの、距離延長で反撃狙い。ハイセイコー記念1着、雲取賞3着のスマイルマンボも吉原騎手で虎視眈々。

本命

  • 712ナチュラルライズ

CHECK!

 新馬、特別2連勝のエリートコース。3戦目に挑戦した全日本2歳優駿は1番人気に推されながら4着に終わりましたが、少々気難しい面を覗かせていたし上位3頭は何れも交流重賞1着馬で経験値の差。続く京浜盃ではレースが流れたこともあり内々スムーズな運び。直線突き抜けて1分45秒5は京浜盃歴代№2の好タイム。明らかに右回りベター。馬体を増やして落ち着きも伴い心身ともに成長顕著。今回千八延長でスローになった際の対処がポイントになりますが、そこは地力でカバーできると判断。昨年アンモシエラで惜しい星を落とした横山武史騎手も今年こそはの意気込みでしょう。

対抗

  • 46ナイトオブファイア

CHECK!

 デビューから順次距離を延ばして無傷の4連勝。何れもヨーイドンの競馬で上がり3F36秒台の爆発力もマーク。注目の京浜盃はナチュラルライズの直後のインでこれをマークする形。射程圏内に入れて手応え良く直線に向きましたが、反応の違いで水を開けられ1秒9差の3着。この差を埋めるのは容易ではありませんが、これまでとは全く異なるペースに戸惑いがあったのも事実。今回は距離が延長されて案外ペースが落ち着きそう。ジックリと脚を溜めて追走できるとみれば、今回はこの馬の好走パターン。中間はハードな追い切りを敢行して変わり身という点ではメンバー一番。大金星の可能性も十分にあるとみます。

単穴

  • 59ジャナドリア

CHECK!

 ここまで全てダート1800mを使い3連勝。新馬戦は正攻法の競馬で先行抜け出し。2戦目は出遅れて後方から。大外ブン回ってインパクト大の勝ちっぷり。注目の雲取賞はルメール騎手が慎重且つ丁寧な騎乗ぶり。少々行きたがる馬を宥めつつ直線勝負。一旦はグランジョルノに迫られるシーンもありましたが、難なく跳ね除けて危なげない勝利。1分55秒8の時計自体は平凡ですが、メンバーやペース次第では楽に詰まったはず。あとは京浜盃組との比較。極端な高速決着になった際にはナチュラルライズに対して少々分が悪いかもしれませんが、タフな追い比べになればチャンス十分。スケール満載の素質馬が出現しました。

連穴

  • 34グランジョルノ
  • 35アメージング
  • 47スマイルマンボ
  • 611ペピタドーロ

CHECK!

 グランジョルノはここまで新馬戦の1勝のみですが、JBC2歳優駿2着、雲取賞2着と堂々たる戦績。脚の使い処がハマれば大駆けの魅力を秘めています。 アメージングは京浜盃5着。2番手からの競馬でひと息甘くなりましたが、今回はメンバー的に逃げの手がありそうでペース如何では残り目も。 スマイルマンボはスピードを前面に押し出しハイセイコー記念1着、雲取賞3着。母ハルサンサンが大井1800mTCK女王盃1着の良血。アメージングとの兼ね合いになりますが、こちらの先手粘り込みも。 ペピタドーロは雲取賞4着後、ここ一本に絞って好仕上がり。決め手勝負なら何ら引け目はないし、クアトロ騎手も魅力で穴目に。

提供 ケイシュウNEWS 吉羽 孝

注記

当ページの情報は、4月28日(月)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。