データ分析 Data Analysis

川崎記念につながる重賞

1月下旬または2月初めに実施されていた川崎記念JpnIが2024年から4月に移ったことで、ダイオライト記念JpnIIは春の大舞台への前哨戦の色を濃くすることに。時期的に海外遠征でトップクラスの馬が不在となりがちなだけに、多くの陣営はタイトル獲得のチャンスと考えていることだろう。その重賞の傾向を、16~25年の過去10回の結果からみていくことにする。

JRA関西馬が圧倒的

JRAの関西馬が8勝、2着7回と圧倒。JRA関東馬の優勝は2020年のアナザートゥルースだけで、2着2回はどちらも23・24年のテリオスベルによるものだ。地方馬は、22年に川崎のノーヴァレンダが勝ったものの、同馬はJRA所属時に全日本2歳優駿JpnIを制した実績があった。地方デビューで3着以内に入ったのは、17年3着のウマノジョー(岩手デビューで出走時は大井所属)、22年3着ミューチャリー(船橋)の2頭だ。[表1]

[表1]所属別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
JRA関西 8 7 4 11 26.7% 50.0% 63.3%
JRA関東 1 2 2 4 11.1% 33.3% 55.6%
川崎 1 0 0 2 33.3% 33.3% 33.3%
大井 0 1 2 15 0.0% 5.6% 16.7%
船橋 0 0 2 29 0.0% 0.0% 6.5%
浦和 0 0 0 5 0.0% 0.0% 0.0%
上記以外 0 0 0 28 0.0% 0.0% 0.0%

上位人気馬が圧倒

単勝1番人気馬は7勝を挙げているが、2着と3着がゼロ。2番人気馬は2勝で、3着内率は50.0%となっている。3・4番人気馬は未勝利でも、3番人気は3着が6回、4番人気は2着が4回となっているのは目立つ数字。これを参考にしてフォーメーションを組むという手もありそうだ。[表2]

[表2]単勝人気別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 7 0 0 3 70.0% 70.0% 70.0%
2番人気 2 2 1 5 20.0% 40.0% 50.0%
3番人気 0 2 6 2 0.0% 20.0% 80.0%
4番人気 0 4 0 6 0.0% 40.0% 40.0%
5番人気 1 1 1 7 10.0% 20.0% 30.0%
6番人気以下 0 1 2 71 0.0% 1.4% 4.1%

大型馬が優勢

前走時の馬体重別に成績をまとめると、勝ち馬はすべて480㎏以上。479㎏以下で2着に入った3頭は、いずれも牝馬(2023・24年テリオスベル=452㎏・460㎏、25年グランブリッジ=435㎏)となっている。[表3]

[表3]前走体重別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
439㎏以下 0 1 0 4 0.0% 20.0% 20.0%
440~459㎏ 0 1 0 10 0.0% 9.1% 9.1%
460~479㎏ 0 1 2 17 0.0% 5.0% 15.0%
480~499㎏ 3 2 4 21 10.0% 16.7% 30.0%
500~519㎏ 3 1 2 26 9.4% 12.5% 18.8%
520㎏以上 4 4 2 16 15.4% 30.8% 38.5%

前走JRAで出走していた馬が好成績

前走がJRAのレースだった馬は3着内率が55.0%。近3回の該当馬は3着内率が100%となっている。なお、前走が地方のGI/JpnIだった馬も好成績を挙げているが、大半は1~2月に行われていた時代の川崎記念JpnI。[表4]

[表4]前走別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
JRA 5 2 4 9 25.0% 35.0% 55.0%
地方のGI/JpnI 3 3 1 6 23.1% 46.2% 53.8%
JpnII・JpnIII 1 4 2 16 4.3% 21.7% 30.4%
DGを除く地方重賞 1 1 3 37 2.4% 4.8% 11.9%
上記以外 0 0 0 26 0.0% 0.0% 0.0%

勝つのはこういう馬!

単勝1番人気で、前走時の馬体重が480㎏以上の牡馬(セン馬含む)。該当馬の前走が、チャンピオンズカップやフェブラリーステークスのGIであれば、さらに期待値が高くなる。ちなみに1番人気で4着以下に敗れた3頭は、前走が名古屋または佐賀のダートグレードだった。

(文・浅野 靖典)

過去20年の所属別成績

  • 1着

  • 2着

  • 3着

注記

当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。