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JBCスプリント〜浦和記念(第18回)

JBCスプリントJpnI

 スーニはスタートでほとんど仕掛けずにポートジェネラルの2番手につけました。この距離で、前に行けると強い競馬をします。ただ距離が長くなったらどうでしょう。マイルくらいまでなら今後も相当活躍できると思います。
 アドマイヤスバルは向正面から早めに仕掛けていきました。最後には3/4馬身まで詰めてきましたが、スーニとはやはり力の差はあるようです。1400メートルでは、距離適性の差もあるでしょう。
 リミットレスビッドはダッシュよく飛び出して、ラチ沿いのいいところでずっと我慢していました。10歳であまり人気にはなりませんでしたが、3着にきたのは福永騎手の好騎乗だったと思います。
 フジノウェーブは5着でしたが、この距離はあまり得意とはいえません。7歳で、むしろよく走っていると思います。
 ビービーガルダンは3番手につけて、砂をかぶらない位置を楽に走していましたが、3コーナーで手ごたえがなくなってしまいました。何の不利もなくレースをしていますから、これで負けたのは、やはり砂が合わないということでしょう。


JBCクラシックJpnI

 ヴァーミリアンの武豊騎手は、ずっと内で我慢していました。前には安藤勝己騎手のマコトスパルビエロ、外には小牧騎手のワンダースピード、そのすぐうしろには幸騎手のブルーコンコルドがいて、ほんとうなら外に出したかったのでしょうが、出すスペースがありませんでした。こうなったら内で我慢して行くしかありません。向正面あたりで内を狙う覚悟を決めていたのではないでしょうか。それにしても直線ではよくあそこから抜けてきたと思います。馬にも力がなければあの狭いところからは抜けてこられません。
 マコトスパルビエロの安藤騎手は、思い切ってハナを切りました。いいペースで逃げていたので、このまま逃げ切るかなとも思って見ていました。この馬も連勝してきただけあって、さすがに力をつけています。
 ワンダースピードの小牧騎手は、マコトスパルビエロのうしろにピッタリついて、差のないレースをしました。
 それぞれの騎手の腕が確かでなければ、こういう見ごたえのある接戦にはならなかったでしょう。ほんとうにいいレースだったと思います。


北海道2歳優駿JpnIII

 ビッグバンはずっと手ごたえが楽でした。それにしても桑村騎手は落ち着いていましたね。中団うしろの馬群に控えて、人気馬に騎乗してなかなかできるものではありません。自信を持って乗っています。直線でも肩ムチを入れたくらいで、ほとんど追っていません。この馬は相当強いですね。全日本2歳優駿でも楽しみです。
 エーデルワイス賞で強い勝ち方をしたオノユウは、楽な手ごたえでいい位置を追走していましたが、3コーナーで後退してしまいました。やはり牡馬の一線級に入ると厳しいのかもしれません。


兵庫ジュニアグランプリJpnII

 ラブミーチャンはダッシュが抜群にいいですね。スタートしてあっという間に先頭に立ちました。直線ではアースサウンドに並びかけられましたが、また突き放しました。スタートですぐにハナに立ち、自分のペースで楽にレースを進められたぶん、最後まで余裕がありました。ダッシュ力の差は大きいですね。こういう馬は芝でもいいかもしれません。引っかからずにいい走りをしているので、距離が伸びてもいいと思います。
 アースサウンドは、ラブミーチャンが一気にハナに立ったのを見て2番手に控えました。相手はうしろのナリタスプリングと見ていたのかもしれません。3コーナーあたりでラブミーチャンの手ごたえを見て、少し慌てたようです。直線では差し切れるような勢いもありましたが、最後は差し返されてしまいました。
 ナリタスプリングはスタートがあまりよくありませんでしたが、すぐに好位にとりつきました。向正面あたりでも手ごたえがよかったので、伸びるだろうと見ていたのですが、前の2頭には離されてしまいました。


浦和記念JpnII

 スタート後に前がゴチャついて、ペースが速くなりました。それだけに、ブルーラッドの先行集団のうしろという位置取りは絶好でした。向正面で早めに仕掛け、3〜4コーナーではすでに後続を離しにかかって、ここで差をつけたぶん、ルースリンドが追ってきても余裕がありました。早めの仕掛けはいい判断で、戸崎騎手の好騎乗でした。
 2着だったルースリンドの石崎隆之騎手は悔しいレースだったのではないでしょうか。前が速いと見て最後方に控え、スマートファルコンを目標に仕掛けて、その目標は楽にとらえましたが、ブルーラッドに先に抜けられてしまいました。ブルーラッドがいなければ、快心の勝利になっていたかもしれません。
 スマートファルコンは2番手から行くのかと思ったら、1周目の直線を向いたところで先頭に立っていたので、あれ?と思って見ていました。出負けしたエーシンモアオバーが外に出そうとしたときにぶつけられたようで、それで抑えがきかなくなってしまいました。
佐々木竹見(ささきたけみ)

NAR地方競馬全国協会参与。地方競馬通算7,151勝という世界歴代6位(当時)の勝ち鞍を挙げ、2001年7月8日に騎手を引退。
 現在は地方競馬教養センターなどで後進の指導にあたる。
 
 
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