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帯広

ばんえいダービー

2024年12月30日(月) 19:35発走
帯広競馬場 200m
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    年末に行われる北のダービー

    ばんえい競馬の3歳三冠は、ばんえいダービーがフィナーレ。過去の優勝馬には長きにわたってトップクラスで活躍した馬が多く、今年も数年後の看板馬が登場する可能性が十分だ。過去10年でもホクショウマサル、センゴクエース、メジロゴーリキなどその後にばんえい記念を制した馬が名を連ね、そして5年前の優勝馬は現役最強馬メムロボブサップ。その一戦のデータを、2014~23年の過去10回の結果からみていくことにしたい。

    上位人気馬が優勢

    優勝馬のうち9頭は、単勝1番人気または2番人気。例外は5番人気で制した昨年のタカラキングダムとなっている。ちなみに5番人気以下で2着に入った3頭は、17年マツカゼウンカイ(9番人気)、18年キタノユウジロウ(5番人気)、21年ネオキングダム(7番人気)。いずれも、前走がB1級で3番人気以内の支持を受けていた。[表1]

    [表1]単勝人気別成績(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    1番人気 4 1 2 3 40.0% 50.0% 70.0%
    2番人気 5 3 1 1 50.0% 80.0% 90.0%
    3番人気 0 3 3 4 0.0% 30.0% 60.0%
    4番人気 0 0 3 7 0.0% 0.0% 30.0%
    5番人気 1 1 1 7 10.0% 20.0% 30.0%
    6番人気以下 0 2 0 46 0.0% 4.2% 4.2%
    前走が重賞の馬は勝利なし

    前項に関連して、前走別の成績をまとめてみると、クラスが上のほうが良好となっている。ただしB1級から臨んだ馬も好成績。そして、前走がA2級だった馬がいまひとつとなっている点は覚えておいてもいいだろう。重賞からぶっつけだった馬は、ばんえい菊花賞が3着2回(14年と昨年)、ばんえいオークスが2着1回(14年)と苦戦ぎみだ。[表2]

    [表2] 重賞での3着内数(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    ばんえい菊花賞 0 0 2 2 0.0% 0.0% 50.0%
    ばんえいオークス 0 1 0 8 0.0% 11.1% 11.1%
    オープン 5 1 1 4 45.5% 54.5% 63.6%
    A1級 2 1 1 4 25.0% 37.5% 50.0%
    A2級 1 1 1 11 7.1% 14.3% 21.4%
    B1級 2 5 3 9 10.5% 36.8% 52.6%
    B2~B4級 0 1 2 30 0.0% 3.0% 9.1%
    大型馬に注目

    前走時の馬体重が3ケタだった馬の連対がゼロ。3着は2回あるものの、覚えておくべきデータといえる。対照的に好成績を残しているのが、『1080㎏以上』。さらに『1100㎏以上』は、3着内率が50.0%と高くなっている。また、『1040~1059㎏』の好成績に対し、『1060~1079㎏』が苦戦傾向を示している点は気になるところだ。[表3]

    [表3]前走の馬体重別成績(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    前走999㎏以下 0 0 2 13 0.0% 0.0% 13.3%
    前走1000~1019㎏ 1 2 1 10 7.1% 21.4% 28.6%
    前走1020~1039㎏ 1 1 1 11 7.1% 14.3% 21.4%
    前走1040~1059㎏ 3 2 2 11 16.7% 27.8% 38.9%
    前走1060~1079㎏ 0 1 1 6 0.0% 12.5% 25.0%
    前走1080~1099㎏ 3 1 1 10 20.0% 26.7% 33.3%
    前走1100㎏以上 2 3 2 7 14.3% 35.7% 50.0%
    牡馬が優勢

    前走別の成績にも関連するが、牡馬(セン馬含む)の成績が圧倒的。牝馬で馬券絡みしたのは2014年2着のキサラキクが唯一だ。[表4]

    [表4]性別成績(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    牡・セン 10 9 10 47 13.2% 25.0% 38.2%
    0 1 0 21 0.0% 4.5% 4.5%
    勝つのはこういう馬

    単勝1番人気または2番人気で、前走が古馬混合のオープンまたはA1級だった馬が有力。該当馬が、前走時の馬体重1080㎏以上、または1040~1059㎏であれば、より大きく注目できる存在となる。

    (文・浅野 靖典)