レース情報
RACE GUIDE

予想情報
レースの見どころ
レース格こそSⅢではあるが、例年ここから3歳牝馬の一線級が古馬重賞路線に参入して、今年の最強牝馬を決める趣のある一戦。今年最大の注目と言えば、同レース連覇中のスピーディキックがここでラストランを迎えることだろう。同一レース3連覇という偉業を達成して有終の美を飾れるか。ただ、フルゲート16頭で一筋縄にもいかなそう。若さあふれる3歳勢からは前走ロジータ記念勝ちローリエフレイバーを筆頭にミスカッレーラ・プリンセスアリー・フェルディナンドといったSⅠ級素質馬が、古馬勢もTR戦快勝ミルニュイやJRAからの転入初戦を迎える良血フェブランシェ、他にも実力牝馬が集結して熱戦が期待できそうだ。
本命
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枠番7馬番13
21年6月に道営デビューでエーデルワイス賞など重賞2勝、浦和・藤原厩舎に移籍後は初戦の東京2歳優駿牝馬を皮切りに重賞7勝の計9勝。3歳以降でのダートG優勝は叶わなかったが、積み上げてきた実績は過去の名牝と比べても遜色がない。今年5戦の戦績をどう判断するかが最大の焦点になりそうだが、最初の2戦はJRA遠征(内1戦は慣れない芝)と割り切れるし、後半2戦は地方馬同士とはいえ牡馬混合戦だった(過去混合レースは10戦1勝)ことも影響したか。牝馬同士なら3走前スパーキングレディーカップ0秒6差④着が能力基準。全盛期ではなくとも最も適性の高い大井1600mで南関東馬同士ならラストランを勝利で飾るとみる。
対抗
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枠番8馬番15
初ものづくしでスタート出遅れもあった関東オークスはさておき休み明けで牡馬強豪相手だったといえ3秒以上の差をつけられた戸塚記念からも適性外と判断されたか8番人気の低評価だった前走のロジータ記念だが、結果的にはそれに反発するような快走をみせた。今回は川崎2100mから大井1600mと大きく条件が変わるものの、地元コースだし2歳時の走りからはむしろベスト条件といえる舞台か。道中スムーズな競馬ができれば、古馬相手のここでも上位争いが可能だろう。
単穴
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枠番7馬番14
前走の東京シンデレラマイルトライアルは3~4コーナーで強気に動いて直線先頭に立つと末脚勝負で迫るシャンブルに2馬身の差をつけて押し切ったが、この一戦で大井1600mの持ち時計も1分40秒2へと大きく短縮。夏場の金沢・名古屋遠征を糧にして、上半期当時よりひと回りパワーアップした印象だ。牝馬ながら520キロを超える超大型馬だけに3カ月ぶりの実戦を使われた上積みもありそうで、事実直前追い切りも前走時を上回る動きをみせている。相手強化は確かでも、状態の良さを武器に重賞タイトル奪取があっても不思議はない。
連穴
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枠番2馬番4
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枠番4馬番7
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枠番2馬番3
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枠番6馬番12
シャンブルはひと息いれたことが功を奏したようで、2着に敗れたとはいえレースぶりは大きく変わった。状態が整ったとすればJRA時4勝の地力は無視できない。ミスカッレーラはロジータ記念3着に敗れたものの馬体を大きく増やし、細化で復帰した春当時とは状態が大きく違う。これならひと叩きしての上乗せも期待できるし、半兄ギャルダルからは距離短縮も好材料だろう。フェブランシェは転入初戦。キャリア11戦の4歳馬で使い減りもなく、半姉スリーセブンシーズと血統背景も申し分なし。ひと足先に転入初戦を使われたマーブルマカロンとともにここで結果を出せば来年以降の牝馬重賞路線で楽しみな存在になってきそうだ。