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笠松

ライデンリーダー記念

2024年12月30日(月) 15:20発走
笠松競馬場 ダ1400m
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    4年前から東海北陸交流の1400m戦に

    東海地区2歳戦の掉尾を飾る重賞。2019年までは東海地区・牝馬限定の1600m戦として行われてきたが、20年から『北陸・東海チャンピオンシップ』の2歳カテゴリーに位置づけられ、東海北陸交流・性別不問の1400m戦にモデルチェンジした。条件変更に留意しつつ、過去10年をデータで振り返っていく。

    ヒモ荒れで高配当

    勝ち馬は3番人気まで。3着内率を見ても3番人気と4番人気の間に明確なボーダーがあり、上位人気馬が優勢だ。ただし、現実の配当面を見ると過去10年で3連単万馬券が5回出ており、平均配当は34,997円と高い。1番人気が勝っても万馬券という年も2回(19年と23年)あり、勝つかどうかはともかく、伏兵台頭による高配当の可能性は積極的に探ってもいいレースだ。[表1]

    [表1]単勝人気別成績(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    1番人気 5 1 0 4 50.0% 60.0% 60.0%
    2番人気 3 1 2 4 30.0% 40.0% 60.0%
    3番人気 2 3 2 3 20.0% 50.0% 70.0%
    4番人気 0 1 2 7 0.0% 10.0% 30.0%
    5番人気 0 2 0 8 0.0% 20.0% 20.0%
    6番人気以下 0 2 4 51 0.0% 3.5% 10.5%
    東海デビュー馬も健闘

    3着内数では門別デビュー馬が優勢だが、出走頭数も多く検討の中で厳選が必要。一方、笠松・名古屋デビュー馬もそれぞれ2勝ずつしており、頭数を考えれば健闘していると言っていい。とりわけ、わずか6頭の出走で2勝2着2回の名古屋デビュー馬には注目すべき。4頭の連対馬全てがデビュー戦を勝っており、該当する馬がいればマークが必要だ。
    一方、JRAからの転入馬は6頭いて3着内なし。後の東海三冠馬タニノタビト(2021年5着)も当レースでは苦戦しているのが興味深い。[表2]

    [表2]デビュー地別成績(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    門別 6 7 7 41 9.8% 21.3% 32.8%
    笠松 2 0 3 27 6.3% 6.3% 15.6%
    名古屋 2 2 0 2 33.3% 66.7% 66.7%
    地方他場 0 1 0 1 0.0% 50.0% 50.0%
    JRA 0 0 0 6 0.0% 0.0% 0.0%
    一定のキャリアと勝利数が必要

    キャリアは6戦以上がボーダーライン。最近では、キャリア4戦で臨んだドミニク(21年、3番人気4着)の敗退例がある。[表3-1]
    勝利数では3勝以上がボーダー。17年のチェゴが2勝の実績から当レースを勝っているが、2勝の内容が門別のフレッシュチャレンジと重賞のラブミーチャン記念で、これは特異な高実績。重賞好走歴がありながら敗れたサカジロゴーゴー(15年、1番人気5着)やハローマイダーリン(16年、1番人気4着)のような例もあり、実績馬でも2勝以下の馬は疑ってかかりたい。[表3-2]

    [表3-1]キャリア別成績(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    12戦以上 1 2 2 17 4.5% 13.6% 22.7%
    9~11戦 5 5 4 32 10.9% 21.7% 30.4%
    6~8戦 4 2 4 20 13.3% 20.0% 33.3%
    5戦以下 0 1 0 8 0.0% 11.1% 11.1%
    [表3-2]勝利数別成績(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    5勝以上 1 2 0 1 25.0% 75.0% 75.0%
    4勝 2 2 2 2 25.0% 50.0% 75.0%
    3勝 6 1 3 13 26.1% 30.4% 43.5%
    2勝 1 2 3 39 2.2% 6.7% 13.3%
    1勝以下 0 3 2 22 0.0% 11.1% 18.5%
    小柄な馬は苦しい

    勝ち馬で最も小柄だったのが、昨年のミトノユニヴァースで430kg。これより小柄な馬は苦しいと考えるべきだろう。前出のハローマイダーリンは420kgで、このデータにも抵触していた。[表4]

    [表2] 重賞での3着内数(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    400kg以下 0 0 1 8 0.0% 0.0% 11.1%
    401~425kg 0 2 3 14 0.0% 10.5% 26.3%
    426~450kg 3 3 4 21 9.7% 19.4% 32.3%
    451~475kg 4 4 2 25 11.4% 22.9% 28.6%
    476~500kg 2 1 0 5 25.0% 37.5% 37.5%
    501kg以上 1 0 0 4 20.0% 20.0% 20.0%
    勝つのはこういう馬

    3番人気以内、キャリア6戦かつ勝利数3戦以上の馬で、馬体重が430kg以上と一定の馬格がある馬。門別デビュー馬が有望だが、名古屋デビューで初戦勝ちしているような馬がいれば特に注目したい。

    (文・坂田 博昭)