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高知

高知県知事賞

2024年12月31日(火) 17:30発走
高知競馬場 ダ2400m
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    高知の1年を締めくくるグランプリ

    正式名称は『GRAND PRIX 高知県知事賞』。大晦日に年に1度だけの2400メートルを舞台に争われる。1年の総決算として相応しいメンバーが集まり、近年では2018年ティアップリバティ、20年スペルマロン、22年ガルボマンボなど、このレースの勝ち馬がその年の高知競馬年度代表馬に選ばれている。そして23年は史上4頭目の高知三冠馬となったユメノホノオが古馬を撃破し、年間9戦9勝という成績で年度代表馬に選ばれた。ここでは14~23年の過去10回から傾向を見ていく。

    人気薄の台頭も

    人気別にみると3着内率が最も高いのが4番人気。人気3頭での決着は1度もなく、6番人気以下でも2勝、2着2回、3着3回と伏兵の台頭もめずらしくない。特に2015年は単勝103.2倍の馬が勝利し、10→4→3番人気の決着で3連単は47万3590円と波乱の結果に。それを含め3連単で万馬券が6回もあることからも人気は気にせず手広く狙いたい。[表1]

    [表1]単勝人気別成績(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    1番人気 3 2 0 5 30.0% 50.0% 50.0%
    2番人気 3 1 1 5 30.0% 40.0% 50.0%
    3番人気 1 1 3 5 10.0% 20.0% 50.0%
    4番人気 0 3 3 4 0.0% 30.0% 60.0%
    5番人気 1 1 0 8 10.0% 20.0% 20.0%
    6番人気以下 2 2 3 61 2.9% 5.9% 10.3%
    高知優駿馬がいれば注目

    年齢別で見ると3歳、5歳、6歳がいずれも3勝。9歳以上の高齢馬は割引が必要だが、基本的には年齢を問わず3着以内の可能性を秘めている。そのなかで注目したいのは3歳馬。2017年フリビオン、22年ガルボマンボ、23年ユメノホノオが制しており、いずれも高知優駿勝ち馬だったことから注目の存在になる。[表2]

    [表2]年齢別成績(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    3歳 3 0 1 5 33.3% 33.3% 44.4%
    4歳 0 1 3 11 0.0% 6.7% 26.7%
    5歳 3 2 1 13 15.8% 26.3% 31.6%
    6歳 3 1 2 16 13.6% 18.2% 27.3%
    7歳 0 5 1 15 0.0% 23.8% 28.6%
    8歳 1 1 1 17 5.0% 10.0% 15.0%
    9歳以上 0 0 1 11 0.0% 0.0% 8.3%
    黒潮マイルCS・4着以下は“消し”

    高知県知事賞の前に実施される古馬重賞は11月の黒潮マイルチャンピオンシップ(1600メートル)だが、800メートルの距離延長にもかかわらず、同レース3着以内馬の連対率は41.2%と好成績を残している。その一方で、黒潮マイルチャンピオンシップで4着以下に敗れた馬は1頭も馬券に絡めておらず、データ的には“消し”で良さそうだ。[表3]

    [表2] 重賞での3着内数(過去10回)
    1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
    1着 1 3 0 3 14.3% 57.1% 57.1%
    2着 0 2 0 3 0.0% 40.0% 40.0%
    3着 0 1 1 3 0.0% 20.0% 40.0%
    4着以下 0 0 0 24 0.0% 0.0% 0.0%
    リピーターには要注目

    年に1度の2400メートル戦だけにコース実績は重要な予想材料になる。リワードレブロン(2014、16年1着、15年2着)や、スペルマロン(19、20年1着、21、22年2着)など、実に7頭が複数年で馬券に絡んでいる。好走歴があるリピーターは人気になる傾向があるが、逆らわないほうがよさそうだ。

    勝つのはこういう馬

    好走歴のあるリピーター。5・6歳で同年の黒潮マイルチャンピオンシップで連対した古馬や、高知優駿を制した3歳馬にも注目だ。

    (文・吉田 総一郎)