予想情報 Predict Information

レースの見どころ

 3歳三冠レースの最終戦、舞台は高知優駿と同じ1900メートルで実施される。出走資格は高知所属馬に限定、高知優駿の上位3頭に優先出走権があり、このレースの勝ち馬はダービーグランプリへの出走権も得られる。近年地元デビュー馬での優勝は2016年ディアマルコ1頭のみで、圧倒的に他地区デビュー馬の活躍が目立つ傾向。そして高知の重賞の中でも波乱決着になりやすいレースでもある。今年はどういったドラマが待ち構えているのだろうか?

本命

  • 44ガルボマンボ

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 2月の準重賞、土佐水木特別を快勝して世代の上位勢力を確立。父ガルボという血統背景からか、デビューの地門別では短距離のみにターゲットを絞った使われ方だったが、当地では距離を延ばしつつパフォーマンスも向上。6月の二冠目高知優駿で待望の初タイトルを手にした。次走の大井・ジャパンダートダービーでも人気以上のレース内容で、その点からも持久力の活かせるダート中距離の舞台こそが、この馬の主戦場とも判断できる。よって条件の合っていなかった前走3着は悲観する負け方ではなく、あくまでも目標は今回の一戦。二冠への期待は膨らむばかりだ。

対抗

  • 11ナナコロビヤオキ

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 転入2戦目から破竹の5連勝。前々走のJRA交流よさこい盃では勝負処の脚が一頭違い、文句なしの圧勝。夏の上り馬として世代勢力図を変える、そういった存在に浮上してきた。前走の準重賞も一番人気に推され、上がり37秒5の豪脚を駆使して差し切り。瞬発力に関しては随一といっても過言ではない。唯一懸念されるのが1900メートルが初舞台である事だが、稽古も中距離仕様に施され、陣営もその辺りはしっかり対策。勢いのままに完全制圧、そういったシーンが見られる可能性も十分秘めている。

単穴

  • 811ヴェレノ

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 ガルボマンボと同じく門別デビュー。転入当初は揉まれ弱さがあったが、実戦を積む毎に課題を克服。土佐春花賞2着、そして一冠目の黒潮皐月賞を制する等、トップレベルで奮闘している。高知優駿でも早めに動いた勝ち馬こそ捕えきれなかったものの、内容的には遜色なかった。今回はそれ以来の実戦となるが、放牧先で緩めず乗り込まれていた模様。現に帰厩後の雰囲気からも馬体にハリがあり仕上がりに関しては問題なく映る。上記2頭が1300メートルを挟んだローテに対し、こちらは同距離。その辺りはこの馬にとって吉と出るかもしれない。

連穴

  • 56パスポートチェック
  • 812アムールジョイ
  • 55チアアップ
  • 33モズクルードラゴン

CHECK!

 パスポートチェックはJRA1勝クラスで頭打ちだったが、2歳未勝利ではセキフウを負かした経歴あり。転入初戦が案外であったものの、1度使っての馬場慣れが見込めれば、まだ実力的には見限れない。アムールジョイはよさこい盃3着等、展開が向いた場合は健闘シーンが目につく。タイプ的には持久戦を好む馬だろう。前哨戦で有力馬の間に割って入ったのがチアアップ。ペース的に向いた感は否めないが、本番も同じ様にマークが薄れる事も予測できる。完全軽視は禁物か。モズクルードラゴンは大跳びでこの距離は魅力。ローテ的には厳しいものの、複穴としての資格は満たす一頭。

提供 福ちゃん 山﨑 伸浩

注記

当ページの情報は、8月27日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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