予想情報 Prediction

レースの見どころ

 今年で5回目を迎える3歳重賞・園田オータムトロフィー、春の実績馬と夏の上がり馬がしのぎを削る注目の一戦。前哨戦の位置付けであるクリスタル賞のレベルは決して低くなかったし、春のクラシック戦線も今年はレベルが高かった印象。実績や展開面だけでなく夏場の過ごし方や成長力、まだまだ暑さが残る中での仕上がりも重要なポイントとなりそうだ。それらの色々なファクターを考慮した結果、今回は春の実績馬を上位に位置付けたい。

本命

  • 78ローグネイション

CHECK!

 前走の大井重賞・黒潮盃は見せ場のない惨敗に終わってしまったが、慣れぬ長距離輸送でレース前に集中力が途切れる気性的な問題が大きく影響したようだ。それがある意味では幸いしてか、ほぼほぼ疲れを残しておらず直ぐに乗り込みを再開できた。相変わらず追い切りは上がり好時計で動けておりデキは問題なし、輸送のない地元戦なら力を発揮できるだろう。確かに枠入りや発馬、折り合い面にまだまだ課題はあるものの、今回はメンバー的に淀みなく流れる展開になりそうなのも好材料。重賞未勝利ながら秘めたる素質は最上位、眺め良好なここで才能開花となる公算大。

対抗

  • 89バウチェイサー

CHECK!

 前走は果敢にジャパンダートダービーに挑戦、13着は一見すると結果的には見せ場のない惨敗に終わってしまった印象。ただ、ナイター照明に物見して進んでいかなかったとの話も聞いているし、個人的にも良馬場でスンナリ先手奪取ならもう少しやれていたのでは…という思いもある。幸いなことに前走後は直ぐに乗り出せておりダメージは特にない感じを受けるし、暑さにへこたれることなくここに向けてシッカリ時計も出せて好仕上がりな印象。発馬から最初のコーナーまでスムーズに行かないと菊水賞時のような走りになる危うさはあるが、スンナリ立ち回れた時には圧倒的な強さを見せてくれるだろう。

単穴

  • 11エコロクラージュ

CHECK!

 デビュー当初から能力を感じていた同馬ではあるが、コパノリッキー産駒であることや母馬の現役時代の走りからスピードを生かした短距離馬だと思っていた。休養明けでも仕上がり自体は上々だったが正直なところ1700m戦の前走は半信半疑、好結果を出すにしてもハナに行かなければ…と。ところが結果は好位インで脚をタメて直線差し切る優秀な内容、前2頭が作り出した速い流れにも対応してスタミナや持久力のあるところも見せた。この中間も好時計好反応で動けて上々の仕上がり、無傷の6連勝で重賞を制する可能性も大いにあるだろう。

連穴

  • 44シュルヴィーヴル
  • 22ウインドケーヴ
  • 55エイシンクエーサー

CHECK!

 テンにこそ動けない面があるとはいえ、シュルヴィーヴルの末脚の決め手には目を見張るモノがある。4角から直線入り口は狭くなったもののイン突きも可能なところを見せた前走内容は評価できるし、思いのほか先行勢が揃ったここは眺めも良くて上位を穿てる存在。逆に上がりこそ少し頼りなさがあるものの、先行力が魅力なのがウインドケーヴ。揉まれた経験に乏しいし内枠でもあるので、ここは同型を制してハナに行き切れるかが焦点。アッサリ先手ならしぶとい粘りを見せてくれそうだ。エイシンクエーサーは成長力に疑問があるものの、菊水賞2着時のように好位インで立ち回れれば健闘可能。

提供 競馬ブック 伊藤 孝平

注記

当ページの情報は、9月7日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。