予想情報 Predict Information

レースの見どころ

兵庫県馬主協会が中心となり2016年にスタートした西日本地区持ち回りの3歳重賞。出走条件は自場デビューで一度も他場へ転籍していないこと。園田→佐賀→金沢→高知→笠松→名古屋の順で行われ今年は7回目、丁度ひと回りした格好である。記念すべき第1回目の優勝馬はマイタイザン、9歳となった今でもまだまだ現役、兵庫県短距離路線を盛り上げる。第3回コーナスフロリダ、第6回スマイルサルファーとこれまで兵庫県勢が3勝でトップ。第2回フリビオン、第4回アルネゴーと2勝の高知勢が続き、第5回エアーポケットの佐賀馬は1勝、名古屋、笠松、金沢馬はまだ勝利がない。果たして今年はどの場のどの馬に軍配が上がるのか。

本命

  • 79スーパーバンタム

CHECK!

冬場シーズンオフになると頻繁に兵庫にやってくる金沢馬。毎年、この馬たちの判断には結構頭を痛める。それぐらい金沢勢の見極めは厄介、難しい。しかし、この馬だけは額面通りの評価でいいかな。3歳となって負けなしの目下7連勝中。しかも前走を見た限りでも同地3歳にはもう敵なしといった感じ。1頭だけ手ごたえが違う、次元の違った走りだ。ベストは1500mまで?それ以上になると少し長い気もしないではないが、2走前が2000mなら今回の1870mは決して克服できない距離ではない。数少ないアポロソニックの代表産駒。

対抗

  • 44ベルレフォーン

CHECK!

今春までは順風満帆、3歳一冠目菊水賞馬に輝いたのだが、今思うとこのときも道中ロスのない内回りでズブさをカバー。勝負どころからはうまく前が開いた感もあったし、すべてがこの馬に向いたか。その後、兵庫チャンピオンシップ、兵庫ダービーはチョロチョロと伸びただけ。2カ月の充電後のクリスタル賞も今ひとつ見どころがなかった。強いのか、そうでないのか、どうも判断しづらくなってきたが、ひとつだけ確信を持つのは暑さにはそう強くないな…という点。追い切りの動きはだいぶ戻ってきた、しかも大幅にメンバーも緩和された。意地を見せよう。

単穴

  • 812ピロコギガマックス

CHECK!

2戦目1400mで2着馬に2秒近く離しての逃げ切り、秋の兵庫若駒賞2着までは6戦オール連対とエリートコースを歩む。その後園田ジュニアカップ、3歳となっての兵庫クイーンセレクション、若草賞、のじぎく賞と4重賞はすべて中間着。やや伸び悩み感を見せたものの6月のJRA芝挑戦、追走のみに終わった10頭立て殿り負けだったが、ここが結構なターニングポイントとなったようで古馬混合戦となってからは1・2・3着。決め脚勝負になったときにどう対応するか、そこらに課題は残すも距離不問のしぶとさは大きな武器になる。

連穴

  • 67スターフジサン
  • 33アイファーエポック
  • 11アイファーファイト

CHECK!

スターフジサンは3歳になってから最大のライバル、スーパーバンタムに先着したことがない。それも着差は広がる一方だけに力差が如実に現れてきた印象も受けるが、20戦以上して掲示板に乗らなかったのは1度だけ。馬体も維持できているし、とにかくタフ。しかも3月の名古屋若草賞ではピロコギガマックスにも先着実績。アイファーエポックは、前走行き脚付かずのスロー、外回りでやや消化不良。本来は早め射程内のレース巧者、堅実駆け見直したい。同オーナー馬アイファーファイトも堅実、いや超堅実。そのなかにはJRA交流戦も含まれているし、追えば追うだけしぶとく伸びるタイプ。

提供 競馬ブック 北防 敦

注記

当ページの情報は、9月14日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。