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レースの見どころ

 2017年から「3歳秋のチャンピオンシップ」として、全国各地の3歳主要重賞競走に出走した有力馬がここで地方競馬の3歳チャンピオンの座を争う大一番。近年「西日本ダービー」がある事で西日本地区の精鋭にとって厳しいローテーションとなり、ここ10年南関東5勝、北海道2勝、岩手3勝と東日本地区馬が圧倒的優位。さらに6月に発表された3歳ダート三冠競走新設によってこのレースの存在意義が問われるようだが数々の名勝負を繰り広げてきた3歳の地方馬最強決定戦である事に変わりはない。今年はどの馬にも戴冠のチャンスがある、目移りするほどの精鋭15頭が揃った。

本命

  • 35シルトプレ

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 道営・北斗盃と北海優駿の二冠馬。三冠制覇を賭けた王冠賞はエンリルのスピードに完敗も実力は道営ナンバーワンと言っても過言ではないはず。2歳時に川崎・鎌倉記念を制し全日本2歳優駿5着と左回りへの不安はなく距離も十分にこなす。大井・京成盃5着だが南関東勢との力量差はわずかで自在に立ち回る器用さがあり前を見ながら動いていけるレース巧者。昨年の3冠馬ラッキードリームはここで敗れたが、それに匹敵するポテンシャルを秘めている可能性に魅力あり。

対抗

  • 46ナッジ

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 3歳となって未勝利なのはちょっと気になるファクターではあるが、相手問わずきっちり力を出してくるタイプ。あとひと押しというシーンの連続で詰め切れない甘さはあるものの常に高い支持を得ていて、それだけこの馬の素質の高さを評価しているファンが多いのも事実。全日本2歳優駿8着以来の左回りとなるが、ここは前走黒潮盃のような前が楽に行けるスロー展開はほぼないだけに決め手勝負のナッジにとっては好都合の流れになるのではないか。

単穴

  • 47ショットメーカー

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 まず、何を基準にすべきか?というところから考えたが行きついた先はステップレース。昨年入着した南関東勢はすべて戸塚記念をステップにここへ挑んでいた。そうなると今年の戸塚記念2着のこの馬が急上昇ということになる。勝ったスピーディキックは別格の強さだったがハナに立ち道中プレッシャーを終始浴び続けながら二枚腰で粘った走りは大いに評価していいのではないか?これまでの実績を踏まえれば南関東勢の中では見劣るイメージだが休養明けからグングン力をつけている上昇度に注目。

連穴

  • 23クライオジェニック
  • 611ライアン
  • 11カイル
  • 58タニノタビト

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 クライオジェニック、ライアン、カイルは南関東のクラシック王道路線を歩んできた素質ある3頭だが盛岡コースとなると序列をつけ難いというのが本音。クライオジェニックはこのまま無冠ではいられない盛岡重賞5勝コウギョウデジタルの仔、コースを知り尽くした鞍上のエスコートで大一番に挑む。ライアンは今季未勝利と成長力疑問も岩手のエース山本聡Jで勝負の手に出たか?カイルは東京ダービーがピークの仕上げだった印象、その実績を認めてもダメージがまだ残っているような前走大敗から完全復活にやや疑問で割り引いた。ならば力関係云々は別として3歳となって一気に5連勝と素質開花したオルフェーヴル産駒、東海タニノタビトの勝負付けが済んでいない未知の魅力に賭けてみる手は十分にありそうだ。

提供 栄冠 千田 正明

注記

当ページの情報は、10月1日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。