2023年8月29日(火) 門別競馬場
王冠賞
右1800m 20:50発走
王冠賞 ゴール前

予想情報 Prediction

レースの見どころ

 王冠賞は、ホッカイドウ競馬3歳三冠(北斗盃、北海優駿、王冠賞)のラストを飾る一戦。2600mから1800mに距離変更されてから今年で9年目を迎えるが、過去8年の優勝馬のうち、7頭が北斗盃、または北海優駿で3着以内に入っており、2019年、2021年には三冠馬が誕生している。二冠レースで好成績を残した馬は三冠目でも有力候補とみていい。今年該当する馬は、北斗盃、北海優駿の二冠を制したベルピット、いずれも2着だったニシケンボブ、北海優駿3着のズンガリプテルス、北斗盃3着馬は出走していないため、この3頭に注目したい。中でも二冠馬ベルピットは2歳時に1800mの重賞で2度2着があるように距離適性も十分。ここまで9戦7勝、2着2回と圧倒した成績を残している同馬の三冠達成に期待。

本命

  • 22ベルピット

CHECK!

3歳三冠レースの一冠目となる北斗盃では2着馬に7馬身差、二冠目の北海優駿(ダービー)では2着馬に3馬身差をつけて完勝。圧倒的な強さを見せて二冠を達成した。通算成績は9戦7勝、2着2回。ここまで10割連対の成績も立派だ。今回の1800mはメンバーのほとんどが未経験馬だが、同馬は昨年のJBC2歳優駿で1分54秒0の好タイムを出してJRA勢相手に2着と健闘。距離適性は十分だし、前走後の調整過程も順調で坂路の動きを見ても不安は皆無。史上7頭目の3冠馬誕生に注目したい。

対抗

  • 55ニシケンボブ

CHECK!

北斗盃、北海優駿(ダービー)はいずれも2着に敗れてタイトルは獲得できなかったが、5月24日に行われたA1下特別では、のちのノースクイーンカップ優勝馬に快勝。ここに向けての叩き台をして選んだ前走では5馬身差の完勝。古馬のA級相手にあの強さ。3歳同士なら間違いなく実力はトップレベルだ。二冠馬ベルピットは強いが、同馬も中間の坂路の動きから更にパワーアップしているのがわかる。今のデキなら逆転も可能だろう。

単穴

  • 812ズンガリプテルス

CHECK!

北海優駿では2着のニシケンボブから2秒6も離されたが、この馬自身も4着馬に5馬身差をつけた。上位2頭が強過ぎただけで3着に入線した力は評価していい。門別では6戦して(1-3-2-0)と一度も複勝圏内を外していないように、当地での安定感は信頼できる。前々走の1700m戦で2着。1800mへの距離短縮はプラスにこそなれマイナス材料にはならないだろう。坂路でしっかり乗り込んで好時計も出しているだけに上位争いは十分。

連穴

  • 79ディーエスエール
  • 11ディオスメッセージ

CHECK!

ディーエスエールは二冠レースには出走していないが、条件戦で着実に力をつけてきて、最後の三冠目に登場。前々走で今回と同じ距離の1800mで連対経験があるし、1700m戦の前走を好タイムで勝ち上がっているところに注目。持ち前の先行力を存分に発揮して粘り込みを狙う。ディオスメッセージは地元復帰戦で休み明けだった3走前こそ崩れたが、その後2戦は2・2着。前走の星雲賞では頭差で敗れたが、重賞であれだけやれたのは今後の自信になるはず。今回も3歳戦だし、うまく流れに乗れれば再度出番あり。

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注記

当ページの情報は、8月28日(月)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。