2023年9月3日(日) 水沢競馬場
不来方賞
右2000m 18:15発走
不来方賞 ゴール前

予想情報 Prediction

レースの見どころ

 2017年からはM1に格上げされるとともに「3歳秋のチャンピオンシップ」シリーズが始まり、そのカテゴリーB競走に指定。2024年から全日本的なダート競走の体系整備に伴ってダービーグランプリと統合され、新たにダートグレード(JpnII)に昇格し「ジャパンダートクラシック」のトライアル競走として施行されるため地元馬による不来方賞は今年が最後。岩手で無敗のまま3冠馬となるか注目のミニアチュールを筆頭にトライアルを制し最後の1冠を狙ってきたルーンファクター、3歳クラシック最後のレースに逆転を賭けるリッキーナイトがこの2000mで雌雄を決する時を迎えた。

本命

  • 88ミニアチュール

CHECK!

「今季は目標にしてきたレースをきっちり勝ってきて、無駄のないローテーションでくることができた」と順調度を強調している陣営はあくまで自然体なのだが、狙ったレースをきっちりモノにしてきたのだから、この馬のポテンシャルの高さは陣営でも計り知れないレベルにあるのではないか。しかも正攻法で真っ向勝負しながらもラストまで脚色が乱れないその走りは実に見ていて壮観、東北優駿での絶対的な差が埋まらない限りは岩手移籍後無敗のまま3冠へ視界良好と言わざるを得ない。

対抗

  • 22ルーンファクター

CHECK!

「前走は休み明けで正直半信半疑、今度は自信を持てる状態で送り出せる」と陣営のトーンが上がっている。千葉幸厩舎は大レースでより仕上げてくる厩舎であり、その言葉にはかなり重みがある。確かに大井・ひばり特別で勝ち馬ミックファイアから5馬身、2着馬の京浜盃馬サベージから2馬身差なら机上の計算からも十分好勝負できる器であるのは間違いないが、不安点を挙げるとすれば小回りへの対応力。佐賀での大敗からスリーターンらしい展開の緩さに戸惑うシーンがない訳ではない。そこをうまく対応すれば2000mでより輝きを増す存在になる。

単穴

  • 55リッキーナイト

CHECK!

「テンションが高い馬なので、いかに落ち着いて競馬に向かえるかどうかでいつも通りの走りはできる」と陣営が語るように前走はゲート内で暴れてしまった惨敗だけにとにかく当日の気配が優先される。ここまでミニアチュールに屈したクラシック路線はオール2着、絶対的な差があるとまでは言わないが、その差をここでどう補うか?というのもこのレースでのポイントとなるところ。2000mはちょっと長いタイプだが小回りならこなせるだけに落ち着きある姿を見せてくれるようならチャンスはある。

連穴

  • 33プルタオルネ
  • 44セイグッドラック

CHECK!

船橋・平和賞馬であり、北海優駿4着プルタオルネは本来であれば中心視しなければならない存在だが、移籍後オパールC、やまびこ賞と惨敗。立て直し急務の状況の中でこの猛暑、力はあれど調整に難しさもあっただけに伏兵級の評価で落ち着いて仕方がないところ。セイグッドラックは移籍後は自己条件を3連勝して挑んだ前走やまびこ賞で完敗、まだ上位レベルとまでは至っていないもののキャリアはわずか6戦と伸びしろはまだある。ドレフォン×フレンチデピュティなら2000mはギリギリOK、すんなり好位で競馬ができれば渋太さを発揮できそう。

提供 栄冠 千田 正明

注記

当ページの情報は、9月2日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。