2023年9月3日(日) 金沢競馬場
サラブレッド
大賞典
右2000m 17:45発走
サラブレッド大賞典 ゴール前

予想情報 Prediction

レースの見どころ

秋の金沢3歳チャンピオン決定戦は2014年から9月上旬に定着。過去10年は牡馬5勝・牝馬5勝と互角。近年の勝ち馬・好走馬が多数出ていた7~8月のMRO金賞が今年は10月・1400mに変更され例年の臨戦過程から違いが生じたが、重賞戦線好走馬と転入後好成績馬が激突の図式は同じ。この世代最強ショウガタップリが西日本ダービー(9月10日・佐賀)に向かうことで不在なら各陣営も力が入るはず。一冠目・北日本新聞杯はハイペースでノブノビスケッツが圧勝、ショウガタップリが勝った二冠目・石川ダービーはスローペースでダイヤモンドラインが最先着。ここは中間の平均ペースになりそうで、圏内候補に挙げる5頭は展開一つの様相。

本命

  • 67ノブノビスケッツ

CHECK!

今回と同じショウガタップリ不在の北日本新聞杯は歴代最速タイの好時計で6馬身差圧勝。その後の石川ダービー3着はスローペース+大外枠に泣き、古馬A2の前走2着も最後に内をすくわれただけで、陰りはない末脚は見せている。猛暑も考慮してダービー後は一度使って中5週で臨むローテを組み、中間も予定通りの追い切りを消化してきたし、姿も動きも悪くない。昨季凡走した要因だったイレ込む気性も今季は対策で改善、そして馬体も含め成長。メンバー中一番の爆発力を発揮できる展開にさえなれば、一連の内容からも最有力。

対抗

  • 33ダイヤモンドライン

CHECK!

重賞4・2・2・3・11・2・2着。唯一大敗した北日本新聞杯は速すぎる流れでモロさを出したが、2歳時から常に好戦の生え抜き牝馬。石川ダービー2着はライバル達より器用な立ち回りができる強味が生きたメンバー中最先着。その後は馬体維持に苦労しながらも1400m牝馬重賞はショウガタップリの2着→1700m準重賞完勝と距離・展開不問の好走。ここに向けて追い切りを強化しても馬体を減らさずテンションが上がりすぎずに当日を迎えられれば上位必至で、ここで初重賞制覇も十分。

単穴

  • 66ボストンコモン

CHECK!

ハイペースの北日本新聞杯は2着浮上、一転してスローペースの石川ダービー4着と、展開には左右される追込脚質だが、末脚の威力は世代トップレベル。両重賞でノブノビスケッツには先着できていないが、春の転入当初に比べれば心身共に幼さが抜けてきており、まだ進化の最中。古馬戦を連勝してここに臨む臨戦過程もちょうど良く、準備万端の印象。先行タイプの転入後無敗馬2頭がレースを引っ張ってくれれば追い風になるし、突き抜けまで現実味。

連穴

  • 22ロギッシュ
  • 78ホットシップ

CHECK!

ロギッシュは転入後4連勝。その相手関係や時計を思うと重賞で即通用とは言い切れないが、3コーナーで内から並ばれても直線は突き放した前走内容は良化と強さを感じさせるもの、中央時は1800m以上に使われていた点でも距離が延びて更に良さが出る可能性も。伸びしろと吉原騎手の手腕を思うと一発十分。同じく転入後負けなしのホットシップは良化の余地を残す感触での3連勝、好位に控えても前々走は問題なかったし、前走も着差以上の強さ。中央時も短距離起用で走りからも距離延長がプラスとは思えないものの、これまでより追い切り強度を強めて臨む点でも注目を。

提供 競馬カナザワ 大井 明洋

注記

当ページの情報は、9月2日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。