レースの見どころ
今年で第64回を迎える九州ダービー栄城賞。近年は3年連続して牝馬が優勝している。栄城賞・高知優駿と「ダービー2勝」を達成したスーパージェットや、2018年に現在の佐賀三冠路線になってからは、スーパージンガ、トゥルスウィーと2頭の三冠馬が生まれている。3歳最強馬決定戦に相応しく、総合力を求められる舞台は2000mで行われる。佐賀皐月賞や前哨戦を振り返っても大大大混戦模様。九州競馬・天下分け目の頂上決戦!!
今シーズンは重賞で惜敗が続いていたものの、前走の佐賀皐月賞でクラシック一冠目を制している。2歳時と比較しても、安定感が加わって常に上位争いを続けている信頼度の高さ。混戦の3歳世代の中でも、フィジカル面やメンタル面の総合力が高く、勝負強い一面もある。
JRA未勝利から佐賀転入、転入後3連勝の後、近2走はいずれも2着と連対外さぬ好成績を残している。前走の佐賀皐月賞は、重賞に挑戦して勝ち馬からクビ差の激戦であった。世代トップレベルの実力は証明している。本番で逆転する可能性を秘めている。
佐賀皐月賞では出負けするロスがあったにも関わらず、首位争いとは小差する好内容であった。重賞級の器である事は間違いない。ダービーの前哨戦となる鯱の門特別では、通常であれば脚を余していた展開を差し切った。勝負強さも光った。
佐賀無敗のタケノサイコウは前走後に骨折が判明。それでも世代最高レベルのポテンシャル。調教の動き良くなってきた。中間の攻め気配絶好だったイカニカンは息遣いが良くなっている。前走大敗したブリュットミレジメは攻め気配絶好。10キロ以上絞れてくれば評価を上げていい。折り合いに不安のないラスクミソまで面白い。
提供 競馬日本一 古賀 大輔
注記
当ページの情報は、5月28日(土)17時現在のものです。
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