予想情報 Prediction

レースの見どころ

岩手競馬3歳の三冠第2戦「東北優駿」。ダービーグランプリが除外された2019年に16年ぶりの復活となりここ3年はいずれも牡馬が優勝。スプリングC→ダイヤモンドC→東北優駿の王道路線が確立しつつあり上位陣はほぼ直行組での決着が目立つ。一方で牝馬は…というと交流重賞・留守杯日高賞からローテーションがやや厳しくなり苦戦のデータが…。近年スピード持続型の活躍ぶりが光るが、それは小回りコースの特性ゆえ、器用さはもちろんだが渋太さも兼ね備えていないと勝つチャンスが生まれない大一番。

本命

  • 55グットクレンジング

CHECK!

スプリングC2着、ダイヤモンドC優勝。唯一、土をつけられたクロールキックがここも不在となり1強ムード感。馬体のシルエット、母系スターリングローズという点でややマイラー色の濃いタイプに映るが、正攻法から直線あっさり抜け出すレースセンスの良さ、平坦コース向きらしいスピードの持続力に長けてるのが魅力。大一番になればなるほど究極の仕上げにもってくる陣営の手腕にも定評あり、よほどの事がない限り2冠に一番近い存在。

対抗

  • 67フジクラウン

CHECK!

休み明けこそ8着と惨敗だったが、そこからグングン調子を上げて前走イーハトーブマイルでついに初重賞制覇。長期休養を2度挟んでいてキャリア的にまだ伸びしろが豊富にありそうな馬格、王道路線を歩んできた馬達と勝負付けが済んでいないという未知の魅力もこの馬にはある。今の勢いならグットクレンジングに迫っても不思議ではないほど強くなっているだけに逆転あるとすればこの馬ではないか。

単穴

  • 811フェルゼンハント

CHECK!

今季の始動戦がダイヤモンドCと割り引く材料があった中で価値ある3着。使い込んでいいタイプではないだけに前走から約1ヵ月半の間にどれだけリフレッシュされたかが鍵となるが、陣営いわく「ここに向けての調整はうまくいった。まだ子供っぽくて本格化は先だと思うが、外枠なら砂を被らずスムーズな競馬ができるのはいい」と密かな自信もチラリ。あとは距離、そこさえクリアすれば秘めるポテンシャルの高さでアッと言わせる場面も。

連穴

  • 44サンエイブレーヴ
  • 710フォルエルドラド
  • 56ヴラディア

CHECK!

サンエイブレーヴの前走は大外枠から発走が思った以上に影響を及ぼしリズムに乗れず大惨敗も、あれだけでは評価を落とせない世代屈指の実力馬。今回は内目の枠でじっくり乗れる、本来の立ち回りができればこの大一番で巻き返しが期待できる。ダイヤモンドC2着と大健闘フォルエルドラドも前走惨敗だったが元々気分屋のところがあり、デキ落ちがない中間気配から再浮上を一考。2000m向きという条件から格下だがヴラディアのステイヤー資質に怖さ。JRA時は中、長距離専門で終いの脚も堅実、無欲の大駆けあるかも。

提供 栄冠 千田 正明

注記

当ページの情報は、6月13日(月)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。