2023年5月31日(水) 名古屋競馬場
東海ダービー
右 2100m 20:15発走
東海ダービー ゴール前

予想情報 Prediction

レースの見どころ

 近2年は牡馬のトミケンシャイリ、タニノタビトが栄冠をつかんでいる。ただ、今年はセブンカラーズの独壇場になる公算が大きい。7戦7勝という数字は、近年に連勝街道をばく進した牝馬のサムライドライブやエムエスクイーンの10戦10勝には及ばないものの、インパクトはむしろそれ以上。急激に力をつけた相手も見当たらないだけに、ここも勝ち方が問われる一戦になりそうだ。

本命

  • 22セブンカラーズ

CHECK!

 見どころで触れたようにデビューから7戦7勝。幾度となく短期放牧を挟まれながら積み上げてきたが、これまで危ないというシーンを見たことがない。牝馬にしては500キロ台の立派な馬格で、それでいて細身に見せるのは体型的なものだろう。19日の併走追いでは半マイル48秒台を余裕残しでマークしており、ステージをさらに一段上げての仕上げに馬自身も難なく応えた。変に掛かる癖もなく、全馬が初体験の2100mが舞台なら失速するシーンは考えづらい。当面の大目標である東海ダービー制覇に待ったなしだ。

対抗

  • 79リストン

CHECK!

 道営2勝という実績は東海地区では重賞戦線で主役を張れるもので、本馬も新春ペガサスカップ、新緑賞、そして一冠目の駿蹄賞を制して重賞3勝を挙げている。牡馬のトップと言っても差し支えないだろう。ただ、スプリングカップではセブンカラーズに1秒3差の3着に敗れた。現状、成長力に大きな差があるとは思えないわけで、逆転となると相手によほどの失策がなければ難しい。この枠の並びなら直付けからのプッシュが可能だが、あまりにそれにこだわると自身の立場が危うくなるので立ち回りもシビアになる。

単穴

  • 33マロンアイス

CHECK!

 中央在籍時は5走していずれも2桁着順と平凡な戦績だったが、当地に移籍するやいきなり初勝利を挙げた。その後も堅実に末脚を繰り出して(2-3-0-0)の安定した成績を残している。重賞初挑戦となった前走・駿蹄賞ではリストンにインから並びかける器用さも見せており、中間のハードな調教にもへこたれた様子はない。川西厩舎としてはあわよくばワン・ツーフィニッシュを描いているわけで、その可能性は決して小さくないだろう。

連穴

  • 68マイネルナラティヴ
  • 811ペップセ

CHECK!

 笠松から果敢に参戦のワールドミッション、ツミキヒトツには拍手を送るが、馬券となると別の話。やはりコースに慣れている地元の名古屋勢からピックアップすべきだろう。マイネルナラティヴは駿蹄賞が案外も、前走の勝ちっぷりが上々だった。ペップセは梅桜賞3着が目立つ程度でも、連勝中の内容に好感を持てる。このメンバーでどうかという問題はあるが、以前より前のポジションを取れるようになったことで、ギリギリまで脚をためての好走があっても不思議ない。

提供 競馬東海 鬼頭 信正

注記

当ページの情報は、5月30日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。