2023年6月11日(日) 水沢競馬場
東北優駿(岩手ダービー)
右 2000m 18:15発走
東北優駿(岩手ダービー) ゴール前

予想情報 Prediction

レースの見どころ

岩手競馬3歳3冠レースの第2戦。スプリングC→ダイヤモンドC→東北優駿の王道路線が確立しており、直行組が順当に上位争いをしてくるだけにダイヤモンドCでの上位馬ミニアチュール、リッキーナイト、スノーパトロールが人気を分け合う形となるのが例年の想定だが、ここに船橋から移籍ロッソナブアが参戦してきたとなるとその牙城は一気に崩れる可能性がある。さらにデビューから無傷の3連勝ピラヴロスも未完ながら大器と評される好素材でいずれは大きいところが狙える逸材、少数精鋭だが現時点での駒は十分に揃ったと言える大一番。

本命

  • 33ロッソナブア

CHECK!

門別ダ1100mのデビュー戦を2番手から力強く抜け出して認定勝ち。そこからウィナーズチャレンジ3着を経て船橋へ転入していきなり連勝。ユングフラウ賞3着デザートウインド、東京湾カップ3着コロンバージュ、JBC2歳優駿4着オーマイグッネスらを封じて勝ち上がってきたのだから相当の素質を秘めているのは確か。母ベラミカントリーからは半兄ロッソコルサ(12年ダービーGP)を輩出、父グランデッツァなら距離は兄よりも融通が利くはずだし、先日東京ダービーを初制覇したばかりの鞍上がこのレースのためだけにスポット参戦と心強い援軍も味方、一気に戴冠となるのではないだろうか。

対抗

  • 44ミニアチュール

CHECK!

道営デビューから7戦目で初勝利のち勝ち星を1つ重ねて当地転入。そこから5連勝と一気にブレイクして現在重賞4連勝中と現時点での3歳路線では敵なしといえる。とにかく牝馬の台頭が目立つこの世代にあって大将格フジラプンツェル離脱の中で主役の座を決して譲らない正攻法のレースセンスはピカイチ、ここに向けての調整過程は良好で課題は距離という事になりそうだが折り合い面に不安のないタイプゆえこの相手なら大崩れするとはちょっと考えにくく逆転候補ならこの馬となりそう。

単穴

  • 22リッキーナイト

CHECK!

スプリングC、ダイヤモンドCともに2着惜敗と現段階では岩手ナンバー2に君臨する強者だが気になるのは3走前の船橋・フリオーソメモリアルを制したロッソナブアに惨敗した一戦。その頃から比べればかなり持ち直してきたように思えるが、レースレベルを考慮すればかなり水をあけられてるのは確か。その差をどれだけ埋められるか?さらに母父スターリングローズなら距離の限界を感じるところで一歩下げた3番手評価に。

連穴

  • 77スノーパトロール
  • 11ピラヴロス
  • 66セイレジーナ

CHECK!

スプリングC、ダイヤモンドCともに3着スノーパトロールも引き続き名古屋・岡部騎手が継続騎乗。前走後はリフレッシュもかねて福島・テンコーTCにて調整してきただけに仕上がりの不安はほぼ皆無、あとは多少非力さがあるタイプだけに馬場が渋るようだとこの馬本来の良さが引き出されそう。4月デビューから3連勝ピラヴロスの参戦は駒不足の牡馬陣にとって期待の新星。現段階での力関係はどうであれ雄大な馬格にスケールの大きさを感じさせるし、大トビで不器用なのはキャリア的にも目をつぶるしかないが未完成の部分が多い割にはここに向けた調整は上々、この強敵相手にどれだけやれるか注目に値する好素材。セイレジーナはタイトルは寒菊賞のみ、今季ムラのある走りを繰り返してるが金杯2着の底力は怖い。インカンテーション×エンパイアメーカーの肌なら2000mはOKか。

提供 栄冠 千田 正明

注記

当ページの情報は、6月10日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。