2023年9月21日(木) 大井競馬場
ゴールドジュニア
右1200m 20:10発走
ゴールドジュニア ゴール前

予想情報 Prediction

レースの見どころ

2024年からの全日本的なダート競走の体系整備が話題だが、スプリント界も1400mに距離変更される兵庫チャンピオンシップ(JpnII)を頂点に、過酷で長い、クラシックロードを歩むことになる。今回はキャリア1~4戦の馬が、初めて挑む重賞の一里塚。予想印は4場に散らばったし、中には未勝利馬も含まれる。個人贔屓を除いても、荒ぶる波濤に乗り出す若駒たちに、視線は釘付けだ。

本命

  • 55スピニングガール

CHECK!

デビュー後の連勝はケチのつけられないパーフェクトな内容。問題は時計。当日の馬場傾向にもよるが、マローネアバンティを基準とすると、約1秒足りない。この差を埋められるや否や? 可能性はある。ここ2戦は相手なりだが、特に2戦目は意識的に前半下げる競馬。この脚を溜める競馬ができたことで、最後の瞬発力を引き出すことができた。しかし、同時に注意しなければならないのは、初戦上メン(レース直前にメンコを外す)から、2戦目は着用のままで臨んだこと。これは反応が良すぎる馬を宥める意味合いもある。時計短縮のポテンシャルを秘める可能性は8割以上と高く見積もるが、併せてテン乗り鞍上の匙加減が重要。時計決着で前を捕まえ切れない可能性は残しても、折り合い重視で運べば後ろから差されることはない。

対抗

  • 68マローネアバンティ

CHECK!

馬体は小粒で目立たないが、能試から水準以上の時計を軽く叩き出し、スプリンター資質、2歳戦向きの完成度は群を抜く。賞金に目途を立てた前走後は、厩舎内でジックリ調整。ビシビシ追わず、実戦に余力を残す調整スタイルを確立して、中間計量では460キロほど。一連の馬体で臨める見込みだ。藤本騎手はやはり逃げが最大限この馬の力を引き出す自覚があるようで『ポンと行きやすい、真ん中あたりの枠が理想』と話す。大井1200mの時計ホルダーという裏付け。重賞本番では、他馬との伸びシロ比べになる。

単穴

  • 22ピコニ

CHECK!

未勝利で一見狙いづらいが、能試はポンと先行して上位人気とそん色ない動きを見せていた。初戦は直線勝負で2着に詰めるのが一杯だったが、実戦で初めて砂を被る競馬。あまりにイメージが違う競馬で納得できなかったが、御神本騎手は『能試から使い出しまで時間が掛かったし、今後に向けいい経験』と、ポジティブに捉える。ただゲート練習を積んでも出脚は速くない。混戦に紛れての一発候補。

連穴

  • 811クルマトラサン
  • 710トーセンヴィオラ
  • 812イソエヴィクラント
  • 79モンゲースパイ

CHECK!

クルマトラサンは肌ツヤの良さが目に付き、これも逃げ候補の1頭。新馬戦の返し馬はノッキング状態だったが、レースに行くとあの先行力。素材は間違いなく五分だが、初コースで一枚割引いた。 1戦1勝、2戦2勝の人気馬に比べ、2戦目で敗戦を経験しているトーセンヴィオラは、ある程度力を測りやすい。前走の上がりは速いが、勝ち馬に楽にマクり切られた5浦和とほぼ同じポイントがスピードの頂点。馬体に増減があるタイプで、これも初遠征が課題。 逃げ馬がある程度揃っているので、連下の穴は差せるタイプ。イソエヴィクラントは前走馬群の中で折り合いに苦労する競馬。今回に生きる。モンゲースパイは今回逆にマークする立場で。

提供 ケイシュウNEWS 高橋 孝太郎

注記

当ページの情報は、9月20日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。