3歳春季短距離路線の頂点として1400mに距離短縮となる兵庫チャンピオンシップJpnII(園田)を目指す2歳戦として、各地にネクストスターを新設。1着賞金は1000万円、地元所属馬のみ出走可能なJRA認定競走として、金沢では1400mで争われる。トライアルは8月29日の重賞・石川テレビ杯(JRA認定・1400m)。なお2022年まで当地の未来優駿対象競走だった兼六園ジュニアカップは今年実施されない。(栗田 勇人)
ゴール板手前200m地点からの発走。スプリント戦だがコーナーは4回廻る。スタート地点から最初のコーナーまでは300m程と短く、先行争いは激しくなる傾向。
2019年の馬場改修工事以降は内ラチから4~5頭分空けて走ることが多くなった金沢のコース。内で包まれて砂の深い所を通らされる不利や、大外を廻って距離のロスも生じることもあり、是が非でもベストポジションを確保する必要がある。それにはテンのスピードも必要となってくるが、コースを熟知していることも重要で、ジョッキーの手腕が問われる距離になりそう。
ハイペースになりやすいが、有利な脚質があるワケではなく、ゴールの瞬間まで勝ち馬が分からない、激しい競り合いを見られるのも、この距離の醍醐味だ。(中村 勇好)