2023年10月31日(火) 大井競馬場
ハイセイコー記念
右1600m 20:10発走
ハイセイコー記念 ゴール前

予想情報 Prediction

レースの見どころ

2001年に青雲賞からハイセイコー記念へ名称変更され今年で56回目。過去の勝ち馬は羽田盃勝ちのナイキハイグレードや東京ダービー勝ちのアランバローズ、ハセノパイロなど名だたる名馬の登竜門の位置づけ。昨年はマンダリンヒーローが勝ち、アメリカへ挑戦しサンタアニタダービー2着の快挙。昨年2着ポリゴンウェイヴは道営デビュー馬だが、まだホッカイドウ競馬開催中でもあり、道営出身馬が大挙押し寄せる前で南関東デビュー馬に分がある傾向。今年はゴールドジュニアをキャリア2戦目で制したクルマトラサン、デビューから負けなし距離経験豊富なダテノショウグンとピコイチ、ルーキーズサマーカップ3、5着のポッドマーフィー・ライゾマティクスら2歳重賞が続いていても好メンバーがそろった印象。開催前の馬場改修がどの程度影響するのか、来年のクラシックに向け目が離せない。

本命

  • 811ダテノショウグン

CHECK!

1200mのデビュー戦では6馬身、続く1400m一般戦でも6馬身、1600mの特別戦も1馬身・7馬身差と素質の違いをみせつける先行抜け出し、逃げ切りで4連勝。特に御神本騎手とのコンビとなった近2戦は絶妙なペース判断とそれに応える同馬のスピード。砂をかぶってもひるまず根性も申し分なし、現時点での完成度では一歩リードしている。父バンブーエールと母父マンハンタンカフェでスピード、スタミナ両面のバランスのとれた血統。距離が延びても勢いは衰えない地方競馬で活躍多数の黄金配合。父バンブーエール×母父菊花賞馬という点ではJDD馬キャッスルトップ(母父マヤノトップガン)がいてクラシックも狙える血統構成。

対抗

  • 78ピコイチ

CHECK!

こちらもデビュー負けなし3連勝。少頭数で相手とのレベル差はあるが、8、6、7馬身差での勝利で大物候補。父ヘニーヒューズでスピード勝負では強さを発揮するが、距離が延びてプラスではなくマイル戦の今回は是が非でもタイトル奪取したいところ。名手・吉原騎手を配して態勢は整っている。ここまでスピード任せに先行して突き放す競馬しかしておらず、相手が格段に上がった重賞レベルでどの程度太刀打ちできるかが今後の目安になる。

単穴

  • 66クルマトラサン

CHECK!

新馬勝ち後即座に重賞タイトルゲットの逸材。一気の距離延長が課題だが、内・外回りの違いはあれどコースを経験している強みはある。新馬戦はスピード任せに逃げてのモノだが、控える競馬で重賞勝ちとセンスは申し分なし。血統構成からマイルより短い距離がベストのイメージが強いが、前向きさを感じる走りでカバーできるはず。船橋所属馬で今回大井競馬場に入れ替わった同じ砂を経験しているもの心強い。

連穴

  • 67ドウザン
  • 44ライゾマティクス
  • 79ビッティンキバラ
  • 11ポッドマーフィー

CHECK!

キャリア2戦で、初物づくしになるドウザンは小回り川崎で差して連勝と決め脚はメンバー随一。内回りコースへの対応も可能だろう。デビュー3連勝、その後重賞で5、2着と足踏みも盛り返して素質の高さを証明したライゾマティクス。リフレッシュ明けのビッティンキバラは今開催復帰の矢野騎手騎乗で新馬2着、1400m条件戦8馬身差の勝利とポテンシャルは十分。ポッドマーフィーはこれまで地元川崎と浦和で4戦2勝。前走は離された3着だが伸び脚はヒケを取らず。初めての右回りになるが、追い切りでの動きからこなす可能性大。

提供 日刊競馬 鈴木宏哉

注記

当ページの情報は、10月30日(月)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。