中央の３歳未勝利戦で初出走初勝利を決めた素質馬で、その後１勝を加え、中央２勝の成績で今年門別に転入。緒戦のヒダカソウカップでいきなり重賞勝ちを決めるなど、潜在能力の高さを見せつけた。前走(３着)は余裕を持たせた仕上げであくまでも目標はこのレース。牝馬重賞Ｖ２で今年の古馬の女王に輝くか。

門別デビュー。２歳時にエーデルワイス(JpnIII)をを含め、重賞を２勝。南関東所属として挑戦した昨年のノースクイーンカップで優勝を飾り、門別との相性の良さを再認識。当地５勝の実績はキラリと光るし、今年もここへ向けて入念に仕上げられたし、連覇のチャンスはある。

全８勝はすべて門別でマークしているが、そのうち５勝が今回と同じ1800ｍ戦で、７戦して10割連対の成績は高く評価できる。昨年の当レースは勝ち馬とハナ差の接戦で結果２着も、牝馬戦なら全国でも通用することを証明。今年もＶ候補の一頭といえる。

アブソルートクインはヒダカソウカップで８着、えりもオープン(準重賞)で９着と再転入後の成績は物足りないが、中間の気配からは決して調子が悪いとは思えない。昨年の当レース３着馬。1800ｍに距離が延びて変わり身に期待。ニーズヘッグは牡馬相手の転入緒戦は３着だったが、２戦目の準重賞でヒダカソウカップの上位馬を一蹴。中央３勝馬の底力を見せつけた。重賞初挑戦でも前走の内容なら勝機はある。サルサレイアは2020年のクイーン賞(JpnIII)３着馬。まだ重賞勝ちはないが、昨年は牝馬の地方交流重賞、ダートグレード競走で強敵相手に揉まれてきた。その経験を生かせれば、この相手なら出番があっていい。