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レースの見どころ

2010年にグランダム・ジャパンとして全国交流に(昨年は新型コロナウイルスの影響で11月・地元馬のみのレースとして施行)。近年は南関東の強豪がシリーズ制覇を意識して出走するようになった。以前強かった兵庫・高知勢は今年不在。2020年アークヴィグラスが北海道所属としては初出走で勝利。今年も岩手所属馬が初出走と10年前と比べると色合いは変化してきている。遠征馬の中でも金沢の馬場に合う脚質や展開かどうかを吟味したい。地元馬の勝利は15年のエトワールドロゼのみだが、真夏の輸送がないことなどの利点もあり大穴を開けることも。

本命

  • 55グランパラディーゾ

CHECK!

中央ダート1400mを3勝。兄ステルヴィオ(GIマイルCS勝ち)を彷彿とさせる好馬体。前走のスパーキングレディーカップは1600mのダートグレード、かしわ記念勝ちのショウナンナデシコもいた一戦での5着はむしろ健闘と言える。今回は中央馬不在、距離短縮、仕上がりにも問題ないとのことなら勝ち負けは高確率。中山での新馬戦以来の右回りがどうかだが、キャリアも重ねておりデビュー当初の口向きの心配はなさそうで。

対抗

  • 68ゴールデンヒーラー

CHECK!

2歳時からトップ戦線で存在感を示しており、岩手重賞5勝。今年もA1を圧勝し、古馬重賞でも3着2着と成長力も確か。3歳春以降はマイル以上の起用だが、1400m4戦3勝の実績だけに距離短縮心配なく、むしろ良さが出る可能性も。一旦控えて外に持ち出した2走前シアンモア記念(勝ち馬ヴァケーションは次走マーキュリーCで3着)よりスムーズな競馬が期待できる好枠。今の金沢の馬場と合いそうな脚質でもあり対抗に抜擢する。

単穴

  • 79アルコレーヌ

CHECK!

中央3勝はダート1400m、1700m、1800m。今年1月のTCK女王盃は10着だが、GI馬のテオレーマ・ショウナンナデシコから0秒9差、ダノンレジーナとは0秒3差だった。4角先頭に並びかけた点も評価。次戦はスタートでつまずき外々の立ち回りも影響か。割とスムーズに運べた近2走の好戦は納得。ゲートは3走前のこともあるのか、やや慎重に出しているが、二の脚が速く楽に好位に取り付ける。前走後ダメージが残って5月以来のローテがどうかも、中央時も間隔を開けての出走が多くフレッシュな方が走る可能性。

連穴

  • 56ベニスビーチ
  • 811ロカマドール

CHECK!

地元のベニスビーチは岩手在籍時ゴールデンヒーラーに先着できなかったが、昨夏当地移籍後に重賞を2勝した。冬の笠松、今春の金沢重賞でも2着3回、3着1回と着実に地力を付けている。前走は2ヵ月ぶりでもトライアルを楽勝、ここに向けて万全の態勢で臨める。このレースを4勝している吉原騎手鞍上も魅力。昨年のグランダム・ジャパン古馬シーズンで2位だったロカマドールも力上位だが、今季の走りはやや物足りなさ。先行失速の前走を踏まえ差す競馬を示唆の談話だけにハマれば怖いが、3走前がややズブかっただけに展開の利は欲しい。

提供 競馬カナザワ 竹田 信義

注記

当ページの情報は、8月1日(月)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。