予想情報 Prediction

レースの見どころ

 2010年GRANDAME-JAPANの3歳シーズンに指定以降、過去10年岩手2勝に対して南関東5勝、道営2勝、東海1勝とそれなりの実績を作ってきた馬が順当に優勝している。2020年から「ひまわり賞」「OROオータムティアラ」の3歳牝馬3冠レースが確立されその第1戦となるここだが、南関東あるいは道営の牙城はぶ厚く、現在5連敗中と地元選定馬にはつらい交流重賞。まして今年の南関東勢は浦和・桜花賞から3頭も出走表明と例年になく高いレベルの精鋭を揃えてきただけにトップクラス不在で小粒感が否めない地元勢にとっては苦戦ムードが漂う。

本命

  • 55ワイズゴールド

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 大井デビューからここまで1勝止まりだが、掲示板を外さない安定感ある先行力を武器に力をつけてきているレインボーライン産駒の2世代目。大井・桃花賞フジコチャン、浦和・ユングフラウ賞サーフズアップ、そして前走の浦和・桜花賞メイドイットマムとハイレベルな戦いの中できっちり結果を残してきたし、走り慣れた右回りならタイトルを狙ってきた参戦と言えそう。ここは距離も手頃な1400m、すんなり好位につけて器用さのある馬の活躍が目立つ水沢コースなら何の問題ないタイプだけに山本聡哉騎手を背に必勝態勢だろう。

対抗

  • 33フークエンジェル

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 この馬も1勝馬ながら大崩れした川崎・ローレル賞9着以外は相手問わず自慢の末脚を常に見せており、前走は勝ち馬メイドイットマム(3F37.7)より速い3F37.6をマーク。着差はあれど力をつけているのは間違いなく勢いを相当感じさせる。今回は腕達者な園田リーディングの上位に食い込んでいる広瀬航騎手が初騎乗と勢いあるコンビでの戴冠を目指すようだが初の右回り、うまくエスコートできるようなら逆転まであっていいかもしれない。

単穴

  • 56キャッツライズ

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 川崎デビュー馬。遠征馬5頭の中では最多の4勝をマークしている。前走の桜花賞ではやや出遅れて終始押っつけ通しの道中だったが新たな一面を見せてくれたのは収穫だったのではないか? さらに一緒に追い込んできたフークエンジェルは道中イン進出、この馬は外を回したぶんのロスを考えればコンマ3差は十分に逆転できる範囲。1400mになるのも戦歴から見れば大歓迎で上位争いに虎視眈々。

連穴

  • 68ラピスアダマンス
  • 811エイシンレア
  • 710ダレカノカゼノアト

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 ラピスアダマンス、エイシンレアはともに船橋・アネモネ特別からの参戦だが川崎・ローレル賞3着以降、精彩を欠いているエイシンのデキがまず気になるだけに、先行力があって叩き3戦目の走り頃でピークのデキになりつつあるラピスアダマンスを上位評価に。一方地元勢は…というと中央から戻ってきたフジラプンツェル、あやめ賞を制したミニアチュールの2強がなんと不在。あやめ賞2着ダレカノカゼノアトがひとまず大将格となるがこのメンバー構成から見ると伏兵の域を出ないというのがホンネ。

提供 栄冠 千田 正明

注記

当ページの情報は、4月15日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。