予想情報 Prediction

レースの見どころ

2019年以降、4年続けて南関東牝馬クラシック二冠馬が誕生しているように、このレースは桜花賞から直行してきた組が圧倒的に強い。過去5年では(5-2-3-17)。連対馬7頭は1冠目で優勝もしくは3着の戦果を挙げていた。但し、桜の舞台で2着に奮闘した馬は近5年、3度出走して9着、10着、7着と東京プリンセス賞では苦戦を強いられている。ローテーション別で見てみると、過去5年の3着以内馬15頭すべての前走は同じ年の2~4月。休み明けは大幅に割引となる。また、半数以上の8頭がキャリア9~11戦でこの舞台へ臨んでいた。確かな経験を積んできたタイプが狙い目と言えよう。

本命

  • 11メイドイットマム

CHECK!

南関東にやって来てからダートでは同世代の牝馬に負け知らず。当レースと相性抜群の桜花賞馬であり、9戦のキャリアも好材料。既に大井を経験している強みがあり、この血統なら距離延長も苦にならない。末脚を存分に発揮できる直線の長い外回りコース。強調点が五指に余るほどで、余程のアクシデントでもない限り、負けるシーンは想像できない。例え、1番枠から後手に回ったとしても、この頭数なら容易に挽回できるだろう。頭鉄板。

対抗

  • 33スギノプリンセス

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ここ2戦はメイドイットマムに完敗だったが、桜花賞は放牧明け+出遅れがあっての0秒9差5着。ひと叩きされてパフォーマンス向上が見込めるし、ホッカイドウ競馬在籍時には1700mで重賞勝ち。右回りに替わって距離延長はプラスに働くはず。本命馬以外にも前哨戦で先着を許した馬はいるが、上積みという観点からこの馬を2番手に推した。祖母の姉スカーレットレディはサカラート、ヴァーミリアン、ソリタリーキング等、ダートグレードレースで大活躍した馬達を輩出。大舞台に強い母系は魅力たっぷりだ。

単穴

  • 67ボヌールバローズ

CHECK!

絶対視される本命馬を慌てさせる存在となると、やはり桜花賞組以外、且つ前で捌けるタイプということになる。イメージにぴったりなのが同馬だ。今回の枠順とメンバーならペースに入れての逃げに持ち込める。また、全出走馬中、大井1800mを経験しているのはこの馬だけという有利な点もある。東京2歳優駿牝馬ではメイドイットマムの後塵を拝しているものの、当時は枠順の差、キャリアの差があった。勝負付けが済んだと考えるのは早計だろう。

連穴

  • 79サーフズアップ
  • 68フークエンジェル
  • 44ラピスアダマンス

CHECK!

サーフズアップ、フークエンジェルはともに安定度の高さが魅力。前者はデビューから7戦してすべて馬券に絡む活躍ぶり。後者は9戦して4着以下に沈んだことが1度しかない。ただ、対メイドイットマムという視点において、桜花賞のレース結果からも、さすがに分が悪い。最後まで縺れる展開になってどうかといったところ。留守杯日高賞では余裕残しの仕上げで3着に好走したラピスアダマンス。ここへ向けて理想的なステップを踏めた。キャリアが浅く上積みは確か。メイドイットマムと未対戦という点でも食指が動く。

提供 競馬ブック 善林 浩二

注記

当ページの情報は、5月10日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。