データ分析

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当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

大晦日の地方2歳牝馬頂上決戦

9月12日の園田プリンセスカップから始まるグランダム・ジャパン2歳シーズンの最終第7戦で、当レースで2歳女王が決定する。2007年からは大晦日に実施。20年ケラススヴィア(浦和)、21年スピーディキック(浦和)、22年メイドイットマム(船橋)と、当レースの勝ち馬が翌年のNARグランプリ3歳最優秀牝馬に選出されており、同世代の主役を担う馬たちが誕生してきた。ここでは14~23年の過去10回の結果から傾向を探っていく。

大井、船橋、浦和に注目

勝利数を見てみると、大井と船橋が3勝で並び、続いて浦和の2勝。川崎と他地区は1勝ずつになっているが、連対率や3着内率で目を引く存在はなく、大きな差は生まれていない。ただし、川崎は2018年3着のマルパソ、他地区は19年2着のテーオーブルベリー(北海道)を最後に馬券絡みがない。この流れを汲み取ると、近年のトレンドは大井、船橋、浦和所属と言えそうだ。[表1]

[表1]所属別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
大井 3 5 3 54 4.6% 12.3% 16.9%
船橋 3 1 2 21 11.1% 14.8% 22.2%
浦和 2 0 1 9 16.7% 16.7% 25.0%
川崎 1 2 3 21 3.7% 11.1% 22.2%
地方他地区 1 2 1 22 3.8% 11.5% 15.4%

高配当連発で波乱含み

1番人気は2勝を含む連対5回とまずまずだが、それを上回る成績で気を吐くのが5勝を挙げる2番人気。3~5番人気はいずれも低調で、幼さが残る2歳牝馬だけあって、上位人気馬であっても実力を発揮できずに終わるケースも多く見られる。6番人気以下が2勝を含め3着以内13頭。その難しさは配当にも表れており、馬連複の平均配当は4818円。3連単は平均配当でも9万6602円と、とにかく波乱傾向が強い。高配当が期待できるレースになっている。[表2]

[表2]単勝人気別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2 3 0 5 20.0% 50.0% 50.0%
2番人気 5 1 1 3 50.0% 60.0% 70.0%
3番人気 0 1 0 9 0.0% 10.0% 10.0%
4番人気 0 1 2 7 0.0% 10.0% 30.0%
5番人気 1 0 0 9 10.0% 10.0% 10.0%
6番人気以下 2 4 7 94 1.9% 5.6% 12.1%

基本的には早期デビュー有利

デビュー月を記したのが[表3]。3着内馬の頭数では4勝を挙げ、10頭が馬券絡みしている5月がトップ。出走頭数は多いが勝率・連対率・3着内率のいずれも上位の数字となっている。7頭が3着以内の6月、同6頭の7月が続く。その点からも早めから始動した馬が、しっかりと経験を積んで活躍に結びつけていることが分かる。ちなみに9月デビューからは、3頭の勝ち馬が出ているが、いずれも3連勝中。デビューが遅れたとしても実力の片鱗を見せているようであれば、キャリアの浅さを跳ね除けて、頂点を狙うチャンスがある。

[表3]デビュー月別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
4月 0 1 0 5 0.0% 16.7% 16.7%
5月 4 3 3 34 9.1% 15.9% 22.7%
6月 2 2 3 40 4.3% 8.5% 14.9%
7月 1 3 2 22 3.6% 14.3% 21.4%
8月 0 1 1 15 0.0% 5.9% 11.8%
9月 3 0 0 7 30.0% 30.0% 30.0%
10月 0 0 0 2 0.0% 0.0% 0.0%
11月 0 0 1 2 0.0% 0.0% 33.3%

エーデルワイス賞、ローレル賞との関連性が強い

門別で行われるエーデルワイス賞JpnIIIと川崎のローレル賞との関連性が強い。ローレル賞の勝ち馬は【4-2-1-3】。勝率40.0%、連対率60.0%を誇る。エーデルワイス賞JpnIIIの優勝馬が出てくれば【2-1-0-3】で、連対率は50.0%。連対できなかった3頭を調べてみると、19年7着のコーラルツッキー、20年8着のソロユニット(ともに北海道)は、1200m超未経験でここに臨んでいた。短距離の経験しかない馬が出てきた場合には割り引いてみるのも手。また、エーデルワイス賞JpnIII→ローレル賞の臨戦で、2レースともに連対していた馬は、3頭全てが1番人気の支持を受けて、2着以内に好走した。該当馬がいれば、人気を覚悟してでも軸に据える価値がある。

勝つのはこういう馬

近年の好走馬は大井、船橋、浦和で、1200m超の経験があるエーデルワイス賞JpnIIIやローレル賞の勝ち馬はここでも有力に。7月までにデビューした馬が望ましいが、3連勝中など勢いや能力の片鱗を見せていれば9月デビューからも優勝馬が出ている。

(文・スポーツ報知 浅子祐貴)

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