予想情報 Prediction

レースの見どころ

 今年で12度目を迎えた兵庫で唯一のワンターン重賞。高知との交流重賞で2頭が遠征してきた。基本的には先手を奪った馬か番手につけた馬が有利になるが、このクラスとなると勝ち切るにはある程度の決め手が必要となる。時期的に重、不良の道悪馬場で施行したのが5回と当日の馬場状態が重要なファクターとなりそう。今年は昨年の1着から4着の馬が出走してきたし、この距離で覚醒した馬もこのレースに駒を進めてきたことでバラエティに富んだメンバー構成となった。

本命

  • 811メイプルグレイト

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再転入初戦となった前走は58キロの斤量を背負った影響でスタートダッシュが付かず先行勢とは離れていたが、勝負どころで先団に取り付き3コーナー過ぎではもう射程圏内。直線に入ると前の2頭の間を割って最後は1馬身半差の完勝。一度叩いた上積みが大きく、最終追い切りでは田中学騎手騎乗で素軽い動きを見せていた。仕上がり状態は明らかに良化傾向にある。今回は斤量が1キロ減るので前半の行き振りが変わってくるだろう。スンナリ前に付けれれば初めての重賞制覇も見えてくるだろう。

対抗

  • 68トゥリパ

CHECK!

前走は10着と着順は案外な結果だったが、1コーナーで落馬寸前なほど躓いてしまったことが原因なので参考外のレースといってもいいだろう。園田の820m、姫路の800mのワンターン戦では4戦して3勝2着1回とすべて連対している。しかも唯一の2着も2歳新馬戦の時のものなので近走はすべて勝っている。この中間の乗り込みもいたって順調で仕上がり状態は上々。まだ準オープンの格付けなので相手は強力ではあるが、この距離のスペシャリスト振りを発揮できれば上位争いに加わってきそう。

単穴

  • 56ダノングッド

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昨年の覇者で連覇を狙うため遠征してきた。ここ1年で力をつけてきており、昨年のこのレースの後は名古屋、笠松、佐賀と遠征で重賞3連勝をしたり、黒船賞(JpnIII)で3着に入るなど昨年の同時期に比べるとこの馬の取り巻く環境が変わってきている。ここ2戦のレース振りが案外なので疲れなどが心配ではあるが、このレースは2年前は豪快な末脚を発揮して2着、昨年は4番手の外から鋭い末脚で1着と相性の良い条件。復活の勝利を挙げる可能性は十分に有り得るだろう。

連穴

  • 67イズジョードリーム
  • 33ワシヅカミ
  • 79スマートメイス

CHECK!

イズジョードリームは園田の820m戦では4戦4勝とこの距離の相性が抜群。相手は一気に強くなるがこの距離なら一発あってもおかしくないだろう。ワシヅカミはここ2走で徐々にレース振りが良くなっている印象。兵庫に転入後初めてのワンターン戦になるが、テンのスピードはこのメンバーでは上位に入る馬だし、好枠に入ったことで先手を奪えれば粘り込めそう。スマートメイスも前述のワシヅカミ同様テンの速さが魅力。堅実なレース振りで大崩れなく走ることができそう。

提供 競馬ブック 宮垣 優

注記

当ページの情報は、6月22日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。