2023年7月4日(火) 門別競馬場
グランシャリオ
門別スプリント
右1000m 20:40発走
グランシャリオ門別スプリント ゴール前

予想情報 Prediction

レースの見どころ

地方競馬スーパースプリントシリーズのトライアル競走であるグランシャリオ門別スプリント。2015年に重賞競走となり、今年で9回目を数える。2020年から2022年にかけて3連覇を果たしたアザワクが昨シーズンをもって引退。空位となった王座を目指し、道営屈指のスプリンターたちがワンターンに駆ける。1200m戦で絶対的な存在であるスティールペガサスが中心と見るが、1000m戦なら他の馬にも付け入る隙がありそう。1000mに替わってパフォーマンスを上げそうな馬を探してみたい。

本命

  • 22スティールペガサス

CHECK!

昨年暮れの道営スプリントを制し、名実ともに道営一のスプリンターとなった。今シーズン緒戦のエトワール賞で完勝を収めると、予定通り北海道スプリントカップを次戦に選択。惜しくも優勝はならなかったが、一線級のJRA勢を相手に3着を確保したのだから、その実力は全国で見てもトップレベルにある言えよう。テンの加速力、道中での操作性、追われてからの反応のどれを取っても高水準で安定しているだけに、1000m戦に替わってパフォーマンスレベルが極端に落ちることはないだろう。地力の差で圧倒するような走りに期待したい。

対抗

  • 66スペシャルエックス

CHECK!

鎌倉記念、兵庫ジュニアグランプリで2着に好走していることから、もう少し長めの距離にも適性がありそうだが、今シーズン2戦の内容からはスプリンターとしての高い素質が見て取れる。特にジャスティン、ダンシングプリンスとの激しい先行争いを展開した北海道スプリントカップでは、前半3ハロンを33秒7で通過しており、これは道営馬同士の対決でほぼ見られない数値だ。ここにスピード能力の高さが表れていると言える。テンから飛ばす形でも1000m戦なら終いもまとめてこられるだろうから、逃げ切りの可能性は十分にある。

単穴

  • 67スマートダンディー

CHECK!

栗東Sは道中に受けた不利と60キロの斤量を敗因としてもよさそうだが、もう9歳馬ということもあり、今年に入って苦戦が続いている点はやや気掛かりだ。ただ、中央オープン戦5勝の実績は尊重すべきで、地力の比較で見劣ることはない。昨年の北海道スプリントカップで2着に好走していることから、環境の変化やナイター競馬への対応も問題なし。追われてからの伸びを生かしてきたタイプだけに、門別なら1200m向きの印象はあるが、復調できれば好勝負に持ち込めるだけの地力は認められる。

連穴

  • 78ベストマジック
  • 44ミホスローロリス
  • 811トウカイオルデン

CHECK!

ベストマジックはテンのダッシュ力を武器としているが、門別のタフな馬場で行われる1200m戦だと終いに甘さが出てしまう。転入緒戦のエトワール賞ではスティールペガサスに一蹴されてしまったが、粘り強化が見込める1000m戦なら食らいつけるのではないか。ミホスローロリスは約10カ月ぶりの実戦となった前走を叩き、気配が上向いた。4走前の川崎900m戦での圧勝をはじめ、昨年は1000m以下でのスピード勝負で実績を上げた。この馬も距離短縮がプラスに働きそうだ。先行争いの激化は避けられないメンバー構成だけに、末脚に懸けるトウカイオルデンの突っ込みにも警戒したい。

提供 競馬ブック 岡田 紘幸

注記

当ページの情報は、7月3日(月)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。