注目馬情報 Attention

ショウナンナデシコ

牝5 JRA 須貝尚介厩舎 通算19戦6勝

父:オルフェーヴル
母:ショウナンマオ
母の父:ダイワメジャー

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昨年11月にオープン初勝利。今年に入り、牝馬ダートグレード戦線に進出した。TCK女王盃はJBCレディスクラシックを制したテオレーマを相手に、クビ差の2着。JpnI馬に食らいつく好走だった。そして、エンプレス杯で待望の重賞初制覇。最後の直線で進路がなくピンチ!という場面から、ラチ沿いの狭いスペースをこじ開ける強い勝ち方。吉田隼人騎手が「我慢や、しまいに脚を使うことを覚えてくれた。馬に助けられた」と話したように力をつけている。全6勝は1800m以上でのものだが、マイルにも対応可能な先行力がある。

過去3走の競走成績

レーヌブランシュ

牝5 JRA 橋口慎介厩舎 通算16戦4勝

父:クロフネ
母:アンジュエ
母の父:アグネスタキオン

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昨年のレディスプレリュードでのちのJBCレディスクラシック馬テオレーマを圧倒したように、能力の高さは疑いようがない。とにかく課題はゲート内での駐立だ。TCK女王盃、エンプレス杯の今年2戦はいずれもゲート内でモゾモゾしてしまい出遅れ。それでもエンプレス杯は1周目のスタンド前でポジションを上げると、外々を通って3着をもぎ取った。経済コースを通った1着ショウナンナデシコ、2着サルサディオーネより明らかに長い距離を走っている。2歳時にもちの木賞、3歳では関東オークス制覇と同世代のトップクラスを走ってきただけに、ゲートさえ克服できれば逆転は可能だ。

クールキャット

牝4 JRA 奥村武厩舎 通算10戦2勝

父:スクリーンヒーロー
母:メジロトンキニーズ
母の父:ダンスインザダーク

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ダート初挑戦だが、昨春にフローラSを制した素質馬。近走の愛知杯6着、中山牝馬S10着はともに勝ち馬と0秒4差と着順より差はなかった。しかも、両レースとも道中が窮屈で決してスムーズとは言えない競馬。中山牝馬Sは発馬後手も響いて脚を使えたのは、最後の200m弱だった。内容と着差を考えれば、休みを挟み復調の兆しが見える2戦だったと言える。520kg超の雄大な馬体で跳びが大きい走り。ダートグレードは隊列がバラけやすく、スムーズならば初ダートでも侮れない。船橋を熟知する内田博幸騎手とのコンビも楽しみだ。

レディバグ

牝4 JRA 北出成人厩舎 通算11戦3勝

父:ホッコータルマエ
母:フェバリットガール
母の父:ダンスインザダーク

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船橋は初参戦だが、2歳時に兵庫ジュニアグランプリで2着。地方ダート適性は高い。3歳時もヒヤシンスS3着、青竜S2着など現4歳世代のJRAダート戦線で存在感を示してきた。前走のポラリスSはスタート後に斜行してきた馬の不利を受け、ポジションが後ろからになってしまったが、それでもゴール前は大外から凄い勢いで追い込んできた。古馬オープンクラスでは4、8、5着とまだ白星は挙げられていないものの、前走の走りなら十分に勝ちを狙える位置にいる。マリーンCは斤量55kgと有利だけに面白い存在。

過去3走の競走成績

  • 2022/03/12 阪神 右1400mポラリスS

    5

  • 2022/01/16 小倉 右1700m 門司S

    8

  • 2021/11/21 東京 左1400m霜月S

    4

サルサディオーネ

牝8 大井 堀千亜樹厩舎 通算47戦11勝

父:ゴールドアリュール
母:サルサクイーン
母の父:リンドシェーバー

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8歳でも衰え知らず。前走のエンプレス杯も逃げ粘って2着。明らかに適性より長い距離で、同斤量のレーヌブランシュには決して抜かせなかった。陣営が今年の盛岡JBCレディスクラシックを目標に据えたのも納得の強さだ。牝馬でこれだけ活躍期間が長いのは、重賞10冠を誇る女傑・メイショウバトラーを彷彿させる。メイショウバトラーは9歳でマリーンC連覇をやってのけた。サルサディオーネもここまで重賞6冠。加えて、左回りの牝馬ダート重賞では13戦して11戦が3着以内と抜群の安定感を誇る。今回は初の斤量58kgが鍵だが、それも克服するのではという強さを持っている。

メモリーコウ

牝7 大井 鷹見浩厩舎 通算31戦4勝

父:エスポワールシチー
母:メモリーキャップ
母の父:キャプテンスティーヴ

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JRAから大井の鷹見浩厩舎に移籍し、昨年末の東京シンデレラマイルでは移籍初戦で2着と牝馬ダートグレード戦線で好走してきた力を見せた。ただ、今年に入ってからはTCK女王盃5着、エンプレス杯8着と少々物足りない結果。年齢を経て、父エスポワールシチーのようにマイラー色が強くなってきた印象だ。もう一点、大井転入後は内枠での出走が続いていることに注目。これまでの好走パターンを見ると、外枠でスムーズな競馬の方が合っている。マイル替わりは好材料。さらに外枠なら侮れない。

(秋田 麻由子)

注記

当ページは、4月7日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。