予想情報 Prediction

レースの見どころ

毎年GWに行われる3歳の1870メートル戦で兵庫三冠路線の二冠目。地方馬の勝利は2001年のロードバクシン以来出ておらず、近10年に至っては地方馬の馬券内は2019年バンローズキングスの3着のみと例年JRA馬が圧倒。無傷の3連勝で全日本2歳優駿を制したドライスタウト、前走海外遠征で好走したコンシリエーレ、このレースと相性がいい伏竜S組から参戦ノットゥルノら例年以上に強力JRA馬がスタンバイしており、今年も牙城は揺るがず。昨年兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)でJRA勢と互角の走りを見せたバウチェイサー、兵庫クラシック第一冠目の菊水賞を制覇したベルレフォーンがどこまで迫れるかといった構図か。

本命

  • 812ドライスタウト

CHECK!

デビュー以来無傷の3連勝中で、特に前走の全日本2歳優駿は従来のレースレコードを0.8秒更新しての勝利。初の中距離戦になるが、1走毎に距離を延ばし、いずれもしっかり対応できており、問題ないだろう。2走前のオキザリス賞では砂を被る形でも怯まず走れていて、位置取りにも縛られることはない。休み明け、初の右回りと探せば不安材料はあるが、デビューからの3戦の内容を考えればそんなものは杞憂に終わりそう。ここをステップにダート界の大物に成長してもおかしくない器。

対抗

  • 67ブリッツファング

CHECK!

2走前のヒヤシンスSでは緩急のあるマイルのペースと重馬場にとまどい完敗の内容だったが、自己条件に戻った前走は好発から前2頭を見る形で抜群の手応え、直線も軽く気合をつける程度で2着に3馬身半差とキッチリ巻き返し、改めて能力の高さを証明して見せた。前走のレース振りを見ると距離適性という点では出走馬の中で一番合ってそうだし、何より仕掛けてからのフットワークにスケールの大きさを感じさせる馬。重賞級の力があることは確か。

単穴

  • 79コンシリエーレ

CHECK!

のちに2、3、5、6着馬が勝ち上がったハイレベルの新馬戦を1.9秒差付ける大差勝ちで華々しく飾ると、続くカトレアSは抜け出してから遊ぶ面を見せはしたが、後続の追撃を振り切り連勝。前走のサウジダービーは慣れない環境のなか敗れはしたものの、勝ち馬パインハーストはアメリカのGI馬、2着も兵庫ジュニアグランプリ勝ちのセキフウなら十分に評価できる。海外遠征帰りで間隔が詰まっている点は少し気懸かりではあるが、鞍上に短期騎乗中のレーン騎手を手配してきた点と適応力の高さを武器に初重賞制覇へ。

連穴

  • 33ノットゥルノ
  • 710アイスジャイアント
  • 68バウチェイサー

CHECK!

ノットゥルノはダートに転向後連勝。前走の伏竜Sでは一旦先頭のシーンも落鉄の影響があり最後差し返され2着。出脚の鈍さと大きなフットワークで走るタイプだけに小回り対応がカギになるが、潜在能力は上記3頭にもヒケは取らない。アイスジャイアントは骨折明けで久々の実戦。その点で割引は必要かもしれないが、2走前に見せた末脚は一級品。ハマった時の破壊力を考えると久々とはいえ軽視できない。前走の菊水賞では自分の形に持ち込めず本来の力を出し切れなかったバウチェイサー。昨秋の兵庫ジュニアグランプリでJRA馬相手にハナ切って小差4着と、先手さえ奪えれば、ここでもやれるだけの力はある。前走だけで評価を下げるのは早計か。

提供 競馬ブック 松原 秀隆

注記

当ページの情報は、5月3日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。