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ヴァレーデラルナ

牝4 JRA 藤原英昭厩舎 通算10戦5勝

父:ドゥラメンテ
母:セレスタ
母の父:Jump Start

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2戦目にダート転向後、一度も連対を外していないダート界の新星。3連勝で挑んだ前走・JBCレディスクラシックは重賞初挑戦でJpnI初制覇の快挙を飾った。大外12番枠だったが、好スタートから2番手を奪って、最後は外から迫る同期グランブリッジの追撃をクビ差退けた。前走が初めての地方競馬での出走。栗東から盛岡の長距離輸送もこなしたように順応性が高い。展開に応じて自在に立ち回れるセンスが安定感につながっている。右回りの阪神、小倉で勝っており、初めての大井はOK。自身初めて背負う56キロは鍵だが、重賞連覇の期待は高い。

過去3走の競走成績

(小田 哲也)

グランブリッジ

牝4 JRA 新谷功一厩舎 通算9戦4勝

父:シニスターミニスター
母:ディレットリーチェ
母の父:ダイワメジャー

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地方ダートグレート競走に3歳時から走り続ける実績馬。昨年6月の関東オークス(JpnII、川崎)を重賞初挑戦で優勝。その後もコースや馬場状態を問わず全て連対と好走している。特に古馬初挑戦となった昨年8月のブリーダーズゴールドCは記憶に新しい。大雨で水が浮く不良馬場。古馬と同じ55キロを背負って、最終4コーナー先から粘り抜いて、レース史上初の3歳制覇の快挙。JBCレディスクラシック(2着)はヴァレーデラルナに惜敗したが中身は濃かった。今年の砂戦線を盛り上げる1頭。ヴァレーデラルナとの再戦は注目で当然V候補。

(小田 哲也)

テリオスベル

牝6 JRA 田島俊明厩舎 通算28戦6勝

父:キズナ
母:アーリースプリング
母の父:クロフネ

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5歳の昨年開花した逃げとまくりの個性派。JRAの下総S、スレイプニルS逃げ切り2連勝でマーキュリーC(JpnIII、盛岡)に勇躍参戦。7番人気ながら、向正面で後方から一気にまくって先頭を奪って2着。存在をアピールした。その後も重賞で好走を続け、前走クイーン賞で念願の重賞初制覇を飾った。1コーナーまでに果敢に先頭を奪い、グランブリッジ、ショウナンナデシコを抑えた。トップスピードに乗ってからの持久力が最大の武器。大井は昨秋レディスプレリュードで2着と実績もある。江田照男騎手との名コンビで強力4歳勢に立ちはだかるか。

(小田 哲也)

プリティーチャンス

牝6 JRA 野中賢二厩舎 通算20戦5勝

父:シンボリクリスエス
母:フューチャサンデー
母の父:サンデーサイレンス

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ダート交流重賞ではすっかりおなじみの顔。昨年は全国各地を転戦して7走中、6走で掲示板入り(5着以内)と抜群の安定感を誇り、TCK女王盃と同じ大井1800mで行われた昨年10月のレディスプレリュード(JpnII)で嬉しい重賞初制覇を飾った。向正面でまくって先頭に出たテリオスベルを、最終4コーナー4番手からきっちり差し切った。当時が重馬場での快走。不良馬場だった昨夏ブリーダーズゴールドC(2着)など、良馬場よりも湿った馬場で強いのも特徴。舞台適性の高さは実証済みで、ひと雨降るようなら重賞2勝目のチャンスだろう。

(小田 哲也)

ナンヨーアイボリー

牝5 JRA 松永幹夫厩舎 通算21戦4勝

父:ロードカナロア
母:ナンヨーカノン
母の父:フジキセキ

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4歳の昨年、ダート路線に切り替えてから成績が上がり、昨年だけで3勝。10月のテレビ静岡賞(東京)を勝ってオープン昇格を果たした。その後2戦の霜月S、ゴールドムーンSは連続6着だが、牡馬相手に大崩れしていないのは評価できる。血統的には母ナンヨーカノンの弟にスワーヴリチャード(2019年ジャパンC優勝)がいる良血母系。ダート転向後は1年に満たない分、まだまだ伸びる余地は秘めている。重賞初挑戦で地方競馬出走も初めて。全4勝は1600m以下で1800mの対応もポイントになるが、強敵相手に好走できれば、飛躍の一歩になる。

過去3走の競走成績

  • 2022/12/18 中京 左1400mコールドムーンS

    6

  • 2022/11/20 東京 左1400m霜月S

    6

  • 2022/10/16 東京 左1400mテレビ静岡賞

    1

(小田 哲也)

コスモポポラリタ

牝4 大井 宗形竹見厩舎 通算18戦4勝

父:ロージズインメイ
母:コスモリープリング
母の父:ヤマニンセラフィム

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昨年のクイーン賞に続きダートグレード競走2度目。クイーン賞は勝ち馬テリオスベルから4秒1離された6着。ただ、5着とは1馬身差と掲示板にはもう少しだった。上がり3F42秒5は3着ショウナンナデシコと同じ。外枠からだったが、中団につけてロスなく回ってきたレースぶりは悪くなく、初めて牡馬の古馬と対戦した前走は上がり3F最速で時計差なしの2着に好走。クイーン賞でもまれた経験も生きた。ダートグレード競走で戦うために、もう少しエンジン点火が速くなるのが理想だが末脚は磨きが掛かっている。TCK女王盃は過去20年で南関馬14頭が3着以内に入り、その内6頭が4歳。4頭はロジータ記念で好成績だった。この馬もロジータ記念3着の実力馬。宗形厩舎はロジータ記念3着だったコスモプリズムが2010年このレースで3着と、好データもある。

(秋田 麻由子)

注記

当ページは、1月20日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。