予想情報 Prediction

レースの見どころ

 昨年発表になった全日本的なダート競走の体系整備により、26回目を迎えたTCK女王盃は今年で最後となり、今後は兵庫女王盃として実施競馬場を園田競馬場に、実施月を4月に移して生まれ変わることになった。このレースは牝馬ダート戦線を占う上で重要なレースで、過去にはメーデイア、サンビスタ、ホワイトフーガ、一昨年がマルシュロレーヌ、昨年がテオレーマと優勝馬はその年を代表するような牝馬が名を連ねており、毎年レベルが高い。今年は7頭立てと頭数は寂しいがレベルは高い。4連勝で盛岡JBCレディスクラシックを制したヴァレーデラルナが中心になるが、同レース2着のグランブリッジ、同レース5着のプリティーチャンス、同レースは6着もその後クイーン賞を制したテリオスベルといった実力馬が揃って楽しみなレースだ。

本命

  • 22ヴァレーデラルナ

CHECK!

芝1600mの新馬戦は4着に敗れたが、次走からダートに路線変更して4戦連続の2着。勝ち切れなかったのは確かだが、勝ち馬がハセドン、ノットゥルノ、ペイシャエスなのだから仕方がない面がある。5戦目で1勝クラスを勝ち上がってからは軌道に乗り、4連勝でJBCレディスクラシックを制した。先行力があり、控えて差す競馬もできるのであらゆる展開や流れにも対応できるのが強味。まだ4歳ということで更なる成長も期待できる。

対抗

  • 33テリオスベル

CHECK!

未勝利を勝ち上がるのに7戦、1勝クラスを勝ち上がるのに5戦、3勝クラスを勝ち上がるのに8戦を要しているが、3勝クラスを勝ち上がってから軌道に乗り、次走でスレイプニルSを制し、次走マーキュリーCに挑戦して2着に善戦。その後も安定した成績を残し、前走クイーン賞で重賞初制覇と遅咲き。パワーを必要とする今の船橋競馬場で、大外枠からテンに脚を使ってハナに立ち、道中息が入らない流れで逃げ切ったクイーン賞は高く評価できる。今の充実ぶりなら勝負になる。

単穴

  • 77グランブリッジ

CHECK!

ダート1400mの新馬戦こそ7着に敗れたが、3戦目で未勝利を脱し、3歳1勝クラスも2戦目で勝ち上がり、次走重賞初挑戦となった関東オークスでラブパイロー、スピーディキックを破って重賞初制覇。古馬相手となったブリーダーズGCではプリティーチャンス、テリオスベルを破って重賞連勝。その後2戦は2着続きだが、今回は一昨年、昨年とこのレースを優勝している川田騎手を鞍上に迎えた。ここ2戦の勝ち馬との再戦となるが巻き返しは可能だ。

連穴

  • 55プリティーチャンス

CHECK!

芝1600mの新馬戦では15着に敗れたが、2戦目からダート路線に変更後は掲示板を外したのは2回だけという堅実派。重賞は昨年のレディスプレリュードのみだが、大井1800mという今回と同じ舞台で勝っているのは強味。また、成績が示す通り左回りより右回りが得意な点にも注目したい。更に今回は、来日後昨年のホープフルS、東海Sを制しているB.ムルザバエフ騎手が鞍上。その手綱捌きにも期待したい。

提供 勝馬 山形宗久

注記

当ページの情報は、1月24日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。