予想情報 Prediction

レースの見どころ

昨年のこのレースでは56キロを背負った兵庫・イグナイターが黒船賞に続いて重賞連破を飾った。同レース3連覇の懸かったラプタスは新コースがこたえたか、59キロのトップハンデがこたえたか3着止まり。今年は昨年(上下差8キロ)以上の斤量差(上下差9キロ)となるだけに、ゴール前で横一線の追い比べとまではいかなくとも、ハンデ差の妙で馬券的には波乱の可能性を秘めた一戦と言えそうだ。

本命

  • 67ヘリオス

CHECK!

重賞勝ちこそないが、中央オープン3勝はいずれも1400mでこの辺りの距離のスペシャリスト。昨年のこのレースでは57.5キロを背負って2着とコース経験の強みがある。今期は3走して15着→7着→2着と一戦ごとに良化をたどり、黒船賞からの臨戦は昨年と同様のステップだ。短期放牧を挟んだとはいえ6ハロン以上の追い切りを4本消化とここに向けての仕上げに抜かりはない。交流重賞で(0-4-1-1)の成績から勝つとは言い切れない面はあるが、馬券の軸には相応しい存在だろう。

対抗

  • 812ドライスタウト

CHECK!

デビューから3連勝で全日本2歳優駿をモノにして2歳ダート王の座に就いた俊英だが、3歳時は順調さを欠いて2戦のみ、オープン特別の1勝にとどまった。ただ、今期はオープン2着→フェブラリーSで0秒7差4着(2番人気)と少ないキャリアながら頂点を争える器であることを証明した。そんな好素材が再び地方へ矛先を向けてきたのであれば当然注目せざるを得まい。重箱の隅をつつくとすれば右回りが2度目であるという点ぐらいで、それもポテンシャルの違いで相殺する可能性は高そうだ。

単穴

  • 68ウィルソンテソーロ

CHECK!

3歳8月にダートに転じて片目をあけると、4連勝で一気にオープン入りを果たした。今年3月の初めてのオープンでは5着に甘んじたが、ひと息後、テン乗りと酌量の余地があるし、同期のドライスタウトに次ぐ8戦のキャリアで伸びしろは十分。まだオープン勝ちすらないだけに56キロのハンデは他の中央馬との比較上恵まれた感がある。先行、差しと脚質に幅があるし、地方馬場の1500mなら速さ負けの恐れもない。鞍上にリーディングの川田将雅騎手を配して勝負気配が充満する。

連穴

  • 55デュアリスト
  • 79ルーチェドーロ
  • 811コウエイアンカ

CHECK!

4番手の評価になったが、中央1200mのオープンで3勝のデュアリストは一発逆転を秘めた馬だろう。6勝全てが1400m以下であと100mを如何に克服するかが鍵だが、この組み合わせなら主導権を奪うのは容易なはずで、不慣れな周回コースでもコーナーでうまく息を入れることができれば粘闘して不思議ない。東海桜花賞を勝った川崎・ルーチェドーロは本を正せば中央オープン馬で格負けの心配はない。1400~1500mのスペシャリストで、56キロの斤量なら互角以上にやれていい。兵庫・コウエイアンカは53キロの斤量が魅力。実際、昨夏の佐賀・サマーチャンピオンでは52キロの軽量で2着と好走歴がある。当時の勝ち馬シャマル(黒船賞勝ち)を物差しにすれば、ヘリオスとも大差はない?なお、トップハンデ61キロのテイエムサウスダンにも触れておかねばならないだろう。交流重賞4勝(いずれも1400m)の実績には敬意を表すが、500キロを優に超す巨漢とはいえ、58キロまでしか経験のない馬に61キロの酷量はいかにも厳しそう。財布に余裕、配当面に旨味があれば押さえるが、そうでなければ見送るのも馬券作戦か。

提供 競馬エース 尾原 友和

注記

当ページの情報は、5月1日(月)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。