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レースの見どころ

 今年で27回目を迎えるさきたま杯。昨年は南関東が誇る快速牝馬サルサディオーネが逃げ切り勝ちを収めましたが、今年はJRA勢が強力馬を送り込んできました。昨年僅差3着の雪辱を期すシャマル、一昨年のオーバルスプリントを含め交流重賞4勝の古豪テイエムサウスダン。そこに加わるニューフェイス2頭が、JRAに限れば5戦5勝でそのすべてが左回りの大物4歳コンシリエーレ、海外遠征で箔を付けた芝ダート二刀流の実力派バスラットレオン。更に園田からは交流重賞で実績を積んできたイグナイターが参戦。迎え撃つ南関勢も転入2戦目で変わり身十分のエアアルマス、浦和の鬼スマイルウィ、サルサディオーネの再現を狙う快速ギシギシに、御神本騎手が騎乗するアポロビビ。千両役者が揃い激戦必至。1999年のこのレースでセタノキングが叩き出した1分23秒8のレコードタイムを塗り替える可能性も。

本命

  • 55コンシリエーレ

CHECK!

 父ドレフォンの大型馬。姉に関東オークスを逃げ切ったエスメラルディーナ。大物の前評判通りに出世街道を歩み、JRAに限ればオール左回りで5戦5勝。園田の兵庫チャンピオンシップでは3着に敗れましたが、これはキャリアの差に加え、勝ち気に行き過ぎた分の展開負け。スピードの勝ったタイプで短めの距離ベター。浦和1400m替わりは間違いなくプラス材料なので、ルメール騎手が先行自在の立ち回りでキッチリ決めるとみました。

対抗

  • 11シャマル

CHECK!

 交流デビューの昨年東京スプリントで即1着。続くさきたま杯はサルサディオーネの逃げ切りを許しましたが、以降佐賀サマーチャンピオン、浦和オーバルスプリント、高知黒船賞と1400mの交流重賞を3勝。地方主体とはいえ、チャンピオンズCでも差のない5着があり基本的なポテンシャルも相当なもの。外枠の際に好走例が多く内枠がどうかですが、今の浦和は内が軽いのでむしろ好材料とみるべき。どこをどう見ても破綻するイメージは湧きません。

単穴

  • 89バスラットレオン

CHECK!

 初めてダートを使った一昨年の武蔵野ステークスが16頭立て13着。芝馬のイメージが強かったものの、海外遠征で箔付けのみならず地力も強化。昨年の武蔵野ステークスではその路線の最強クラスと大接戦の3着。正に新味発揮。今回初めて地方のダート。極端に力の要る馬場だと心配もありますが、現在の浦和はレコードタイムも想定されるほどの高速馬場。持ち味のスピード能力全開とみれば勝機十分。

連穴

  • 66エアアルマス
  • 33イグナイター
  • 44スマイルウィ

CHECK!

 エアアルマスは8歳を迎えて川崎に移籍。緒戦の東京スプリントは二の脚が利かず4コーナーでも離れた殿りと絶望的なポジション。それがメンバー中、抜けた上がりで大外伸びて0秒5差の4着。実力に衰えなしをアピール。浦和であの形になると?ですが、ある程度前目で運べればチャンスも。 JRA新馬1着。その後大井経由で園田に移籍したイグナイター。昨年春には黒船賞、かきつばた記念を連勝。南部杯、JBCでも入着と交流重賞の主役級へ出世。前走のかしわ記念7着が案外ですが、この中間の変わり身が素晴らしく、再度笹川騎手に託して逆転を狙います。 スタートの速さでいえばギシギシですが、それに負けず劣らずスタートセンス抜群なのがスマイルウィ。その特性を生かして過去浦和コースでは5戦4勝。ゴールドカップで、昨年の当レース1、2着サルサディオーネ、ティーズダンクを破っている点に大注目。当然人気薄が予想され穴目に一票。

提供 ケイシュウNEWS 吉羽 孝

注記

当ページの情報は、5月30日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。