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レースの見どころ

 連覇を狙うダンシングプリンスをはじめ、東京スプリントで2着に好走したケイアイドリー、重賞3勝馬ジャスティン、栗東S圧勝で勢いに乗るアイオライトが中央から参戦。スピード自慢が揃った印象で、今年もJRA勢の層は厚い。これらを迎え撃つ地元馬の筆頭は昨年の道営スプリントを制し、名実ともに門別を代表するスプリンターとなったスティールペガサス。その他にも成長著しい3歳馬スペシャルエックス、転入緒戦で力量を示したホッコーライデンなど道営所属馬もタレント揃いだ。3年ぶりとなる地元馬による当レース制覇が実現しても不思議はない。

本命

  • 11ケイアイドリー

CHECK!

 好位追走から鋭く脚を伸ばして差し切ったりんくうS、大和Sのレース内容は高く評価できる。序盤から先手を取っていく形だとメリハリのない感じになってしまうが、前に馬を置く形で運べた際は非凡な決め手を発揮できるようだ。今回はジャスティン、ダンシングプリンス、アイオライトの3頭が先手を主張していきそうで、好走時と同様の形での進行となるだろう。前走の東京スプリントでは押し切り寸前まで持ち込む力走を見せているだけに、ナイターも問題なしと見ていい。重賞初制覇に大きな期待がかかる。

対抗

  • 66スティールペガサス

CHECK!

 道営スプリントなど5勝を挙げた昨季の活躍は、地元馬同士の争いでは向かうところ敵なしの印象を持たせるほどだ。5カ月ぶりの実戦となった今季緒戦のエトワール賞を完勝し、実戦勘を取り戻したうえで当レースに臨む。昨年は5着に敗れたが、当時に比べて更にパワーアップした今なら、中央馬を相手に互角の勝負ができるのではないか。JRA勢はいずれもスピードに富んだタイプが揃っており、これらが序盤から激しくやり合うようなら展開利も見込める。時計を要する門別の馬場を味方につけ、一網打尽の差し切りを狙う。

単穴

  • 77アイオライト

CHECK!

 3走前から短距離路線に切り替えられると、そこから徐々にレースぶりが良化。好位外めを追走する形がとれた栗東Sでは追われてから抜群の反応を見せ、2着馬に7馬身もの差をつける完勝を収めた。ワンターンの短距離戦でも重賞級の走りができることを示したと言えよう。揉まれ弱い面のある馬だが、先手を主張しそうなジャスティン、ダンシングプリンスはともに内めの枠に入ったため、今回もスムーズに先行することが可能か。負担重量が56キロである点も好材料だ。

連穴

  • 44ダンシングプリンス
  • 22ジャスティン

CHECK!

 連覇を狙うダンシングプリンスは昨年同様、落合玄太騎手を起用。サウジアラビア遠征からひと呼吸置いての臨戦も昨年と同様であるが、やはり59キロの斤量が鍵になるだろう。ただ、JBCスプリントを含む国内重賞3勝、海外重賞制覇の実績は尊重するべきだ。地力で捩じ伏せる可能性も十分にある。ジャスティンは早めから函館に入り、じっくりと調整されてきたよう。外から被せられる形になりそうな点は不安材料だが、うまく捌けるようなら好勝負も可能だろう。

提供 競馬ブック 岡田紘幸

注記

当ページの情報は、5月31日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。