予想情報 Prediction

レースの見どころ

過去10年、JRA勢が10勝2着5回、3着5回。圧倒的な強さを誇るが、意外にも上位独占を果たしたのは1度しかない。また、3着以内に入った20頭のうち19頭が関東オークスまでに4戦以上、レースを消化していた。昨年は3番人気リッキーマジック、2番人気ドライゼがともにデビューから3戦以下のローテーションで完敗している。今年のJRA勢を見渡すと、キャリアの浅い馬が目立つ。地方所属馬が風穴を開けるチャンスは十分にあると言えるだろう。脚質に目を向けると、近5年の1~3着馬は直線入口までに4番手以内の位置を確保していた。コーナーの多いコース形態だけに、仕掛けが遅れると上位入線が難しくなる。

本命

  • 22サーフズアップ

CHECK!

 昨年末に行われた2歳女王決定戦で後塵を拝した二騎に対し、前走でリベンジを達成。2度目の重賞タイトルを手中に収めた。デビューから8戦すべてで3着以内を確保という堅実派。これならメンバー強化にも対応できるだろう。ここまで行われた今年の南関東クラシックレース4戦中、3勝を挙げた御神本ジョッキーの手綱も強調材料だ。近5年、東京プリンセス賞最先着馬は2・3・2・2・3着。JRA勢の好成績が目立つなか、しっかりと馬券に絡んでいる。

対抗

  • 69メイドイットマム

CHECK!

 圧倒的1番人気に反して前哨戦は3着に敗れた。ただ、今年の東京プリンセス賞の勝ち時計は、過去10年で2番目に速い数字となっており、レベルの高い競馬だったことも事実。勝った相手を褒めるべきであって、評価を下げるのはまだ早い。実際、桜花賞、東京2歳優駿牝馬でサーフズアップをひと捻りしているだけに、能力差はまったくない。小回りの川崎コースに舞台が替わることで、武器である鋭い切れ味を生かすことができれば。

単穴

  • 711メイショウオーロラ

CHECK!

 果敢に主導権を握って直線に向くと、猛追してきた2着馬を二枚腰の粘りで振り切り、メンバー中最速の上がり3ハロンをマーク。中京でのデビュー戦は秀逸な内容だった。続くレースでは番手から早めに抜け出す味のある競馬。若駒離れしたセンスの良さが際立った。園田は世代チャンピオン級相手に真っ向勝負を挑んだ結果。チギられたとはいえ、3着なら評価していいし、地方の馬場を経験したことは今回につながるはず。初戦と同じ左回りの川崎コースで躍進。

連穴

  • 45スギノプリンセス
  • 33クレメダンジュ
  • 710パライバトルマリン
  • 813フェブランシェ

CHECK!

 前走比13キロ増の馬体重はデビュー以来最高。さすがに重目だったようで前走のスギノプリンセスは末脚不発に終わった。道営では前々で捌けていたし、決して差し一辺倒ではない。スリムになって切れ味UPなら前進があり得る。クレメダンジュは追わせるレース運びも、毛色も父ラニそっくり。JRA勢の中ではキャリア豊富だし、小回りコースをスムーズにこなせれば。パライバトルマリンはスピードの勝ったタイプでハナは当確。現状、折り合いに難があるだけに、この距離だと他馬より自身との戦いに。フェブランシェは芝の重賞を勝った姉が2頭いる母系。馬具を重装備しているように気性にも難を抱えている。パワー優先の地方競馬で初ナイター。血統の良さは認めるが、押さえまで。

提供 競馬ブック 善林 浩二

注記

当ページの情報は、6月13日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。