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レースの見どころ

今年のサマーチャンピオンは実施されて初めてとなるナイターでの開催となる。中央所属のレディバグ、オマツリオトコはナイター競馬を経験しているが、ヘリオス、サンライズホーク、デンコウリジエールは未経験となるしうまくこなせるかがポイントになりそう。過去のサマーチャンピオンは地方所属で勝ったのは2002年のフジノコンドル、2007年のキングスゾーン、2018年のエイシンバランサーの3頭のみ。中央所属が圧倒的に勝率は高いものの、地方所属馬も馬券圏内にはよく絡んできているし、昨年に続いてそれほど力の差があるとは思えないメンバー構成となっている。今年は中央5頭、兵庫、笠松から他地区が3頭に対し、佐賀が4頭出走予定。現在の佐賀競馬場のコースは先行有利で内回りの好走が非常に多く目立っており、外々を通らされると相当な力がない限り差し切れない特殊な馬場。先行して行きそうな中央勢のペース次第では今年もひと波乱あって不思議ない。

本命

  • 44ヘリオス

CHECK!

中央で全7勝を挙げている。地方のダートグレード競走ではまだ勝ち星はないものの、先行策を取って大崩れはしないし、10月に行われた盛岡のマイルチャンピオンシップ南部杯JpnIでは2021年と、2022年のフェブラリーステークスを連覇したカフェファラオ相手にハナ差の接戦を演じていた。地方の小回りコースは得意としているスピード型で、ここでは格的にも上位の存在といえる。斤量58.5キロのトップハンデもそれだけ実績と能力がある証拠でもあるし、このメンバー構成ならハナも叩いて行けそう。楽に先行して行ければ簡単には止まらないだろうし優勝候補とみる。

対抗

  • 812サンライズホーク

CHECK!

去勢手術などもあってデビューしたのは昨年6月の阪神(芝)1800m戦。16頭立ての15着で勝ち馬から3秒9差と離されて負けているが、2戦目からダートへと矛先を向けると4連勝を達成した。ダートでは1200mより長い距離の経験はないがレース内容的にも佐賀の小回りコースならうまくこなせそうな感じは受ける。先行~差しと器用に立ち回れて、なかなか末脚も切れるタイプのよう。まだ8戦のキャリアとレース経験は浅いが、これから力を付けそうな大型馬だし55キロの斤量なら、ここで互角に戦える力はありそう。

単穴

  • 79レディバグ

CHECK!

昨年のサマーチャンピオンは5着に敗れたが、直前の川崎で行われた牝馬交流重賞のスパーキングレディーカップの勝ちっぷりは見事だった。昨年同様のローテーションでここへと駒を進めてきたが、近走のレース内容は良いし昨年以上に良いデキで挑めそう。1月に行われた根岸ステークスGIIIではヘリオスに先着しているし展開がハマれば勝つチャンスは十分にありそう。夏に活躍している牝馬で追い切りの感じから状態の不安も感じない。佐賀コースを経験しているのも大きいし、この馬の持ち味を存分に発揮できれば交流重賞を連勝する可能性はある。

連穴

  • 33デンコウリジエール
  • 68ハナブサ
  • 710オマツリオトコ

CHECK!

上位の一角が崩れるとデンコウリジエールが上位に浮上しそう。スピード型ではなく佐賀の馬場だと脚質的に不利はあるが、直前の新潟ダ1200mを使った後は調整もシッカリできている様子で順当に前進が見込める。上積み次第では一気台頭のシーンも一考。兵庫所属のハナブサも侮れない存在。前走は地元のA1・A2混合の特別を制し、前々走のオープン特別でも勝っている。いずれも58キロの斤量で押し切っており着差以上の強さだった。この舞台では53キロと斤量に恵まれたし圏内争いに有力な一頭とみたい。3歳馬で初めて古馬と対戦するオマツリオトコもここでどのくらい通用するのか楽しみ。兵庫ジュニアグランプリJpnIIを勝ち、全日本2歳優駿でも2着と好戦したほどの好素質。骨っぽいメンバーが揃ったが、斤量のハンデ差を生かして展開を味方に付けると勝負になる力はある。

提供 馬物語 永瀬 将尚

注記

当ページの情報は、8月30日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。