注目馬情報 Attention

ウィルソンテソーロ

牡4 JRA 小手川準厩舎 通算10戦6勝

父:キタサンブラック
母:チェストケローズ
母の父:Uncle Mo

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転厩初戦の前々走かきつばた記念(JpnIII)に続き、2戦目のマーキュリーC(JpnIII)も快勝。管理する小手川準調教師は「重賞を勝つごとに貫録が出て、堂々としてきた感じに見えます」と語る。2100メートルという距離に関しては、前走で2000メートルを克服したことで、僅か100メートルしか違わない今回にも目処が立ったと語る。「元々前々走の1500メートルは短過ぎるかな?と思っていたくらいで、延びる分にはまったく心配していません」。以前と比べ、ここ2走とも馬体重的には大きく変わっていないが「線の細さがなくなってきた」という小手川調教師は、更に次のように続ける。「数字以上に大きくなっている感じがあります」。現在の勢いと安定感で、今回も好勝負が望めそうだ。

(平松 さとし)

ケイアイパープル

牡7 JRA 村山明厩舎 通算28戦8勝

父:パイロ
母:アルヴェナ
母の父:Seeking the Gold

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ダート1800mで4勝を挙げてオープン入り。昇級5戦目の21年阿蘇Sで後続に5馬身以上差をつけて圧勝すると、続く21年ラジオ日本賞やその後の22年佐賀記念でも勝利。22年平安Sでは2着だったが、1着馬は前年のダート王者で、3着馬は次走で帝王賞勝利。強いメンバーの中で力を発揮してきた。昨年の本レースでは先行力を生かして立ち回り、ラストまで渋太く脚を伸ばして快勝。小回りの中距離はベストの舞台と言える。今回は約5カ月ぶりの実戦だが、鉄砲実績があるため問題なさそう。前走は久々の中央で追走に苦労して6着だったとはいえ、それまで13戦連続で掲示板内に入っていた堅実さは強み。早めに外へ出し、揉まれず運べれば首位争いできるはず。

(研究ニュース・森田美菜)

メイショウフンジン

牡5 JRA 西園正都厩舎 通算24戦6勝

父:ホッコータルマエ
母:シニスタークイーン
母の父:シニスターミニスター

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今年6戦して掲示板外が一度もないように堅実なタイプ。それを支えているのは安定した先行力と渋太さだ。前走は決して得意とは言えない道悪だったが、強敵相手に踏ん張って3着。ここにきて着実に力をつけてきている。金沢コースは初出走になるが、右回りでも実績は十分あるし、距離もベスト。少し間隔が空いた今回もいつも通りプールを併用して順調にきた。もともと攻め駆けしないタイプにしてはパワフルな脚捌きで、動きや馬体は前走時よりいいくらい。ただ、今回は前走で後塵を拝したウィルソンテソーロや昨年の勝ち馬のケイアイパープルなど、メンバーレベルは前走以上。マイペースに運んでどこまで粘れるか。

(研究ニュース・小野颯真)

セイカメテオポリス

牡5 大井 渡邉和雄厩舎 通算25戦6勝

父:マジェスティックウォリアー
母:ボウピープ
母の父:ディープスカイ

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2年連続での参戦となるが、4着だった昨年とは馬が違う。21年戸塚記念を制してから不振が続いたが、今年4月にオグリキャップ記念を制覇。すると、勢いに乗って続く大井記念・SI、東京記念・SIと重賞3連勝を決めた。完全復活を宣言した前走の東京記念・SIは、3コーナーでゴチャついたが、じっとインで脚をため、直線に入って外に持ち出されると末脚爆発。一気に脚を伸ばしての鮮やかな差し切り勝ちだった。ここに向けての調整は「暑かったけど、変わりなく元気だったし調整は順調。芯が入って、以前のようなモタモタしたところがなくなった」と渡邉和調教師。今回は3連勝をともにした吉原寛人騎手が、ライトウォーリアに騎乗のため、金沢の青柳正義騎手との新コンビ。トレーナーは「地元の騎手で、コースを知り尽くしているのは心強い。4連勝できれば」と意欲を燃やす。

(スポーツ報知・志賀浩子)

ペイシャエス

牡4 JRA 小西一男厩舎 通算14戦4勝

父:エスポワールシチー
母:リサプシュケ
母の父:ワイルドラッシュ

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今回と同じダート2100メートルの名古屋GP(JpnII)を、昨年、優勝したのがこの馬だ。今年は川崎記念(JpnI)、ダイオライト記念(JpnII)をそれぞれ7、5着に敗れたが、当時も3、2番人気だったように、高い評価はされていた。前走のエルムS(GIII)の8着は約5カ月ぶりの競馬だった事を考慮すれば、悲観する必要はないだろう。実際、管理する小西一男調教師は「久しぶりにモマれる競馬になって苦戦したけど、着順ほど大きくは負けませんでした」と語る。その後に関しては「順調そのもの」との事で、叩かれての上積みもあるようだ。「登録をみる限り、今回はそれほど多い頭数になりそうにないので、落ち着いた流れになりそうです。そうなれば自分の競馬が出来るでしょう」と小西調教師は続けた。

(平松 さとし)

ゴライコウ

牡3 JRA 新谷功一厩舎 通算7戦2勝

父:ホッコータルマエ
母:プロフェシーライツ
母の父:アフリート

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昨夏の小倉でのデビュー戦はヤマニンウルスに大きく離された2着だったが、3戦目でブリンカーを着けて行きっぷりが良くなり、即結果を出して勝ち上がり。続くJBC2歳優駿は道中で早めに動き、4角先頭から押し切って2馬身半差の圧勝だった。ヒヤシンスS・5着のあとにUAEへ。UAEダービーで大敗し、ジャパンダートダービーでも芳しい結果は出なかったが、海外遠征とその帰国緒戦だったことを思えば仕方のない部分もある。ある程度の自在性があってスタミナも備えているタイプ。距離は2100mでも問題ないだろう。現状では古馬と少し力差がありそうだが、稽古の動きから走れる態勢は整っている。馬場の良否は問わない。

過去3走の競走成績

(競馬ブック・西村敬)

ライトウォーリア

牡6 川崎 内田勝義厩舎 通算26戦7勝

父:マジェスティックウォリアー
母:スペクトロライト
母の父:ディープインパクト

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JRAで5勝を挙げ、昨夏に川崎へ移籍。その初戦こそ11着に敗れたが、続く埼玉新聞栄冠賞、勝島王冠を連勝すると、その後のGI/JpnIでの3戦全てで地方最先着を果たすなど、トップクラスの力を示している。本質的にもまれ込むと良くないタイプで、スムーズに先行する競馬がベスト。浦和で完勝した実績を見れば、小回りコースにも不安はない。内田勝義調教師は「休ませながら使ったほうがいいタイプで、中間も順調に調整できているので、前走よりも状態はいいですよ。今回も力を発揮してくれると思います。小回りは大丈夫ですし、54キロで出走できるのも歓迎です」と期待を寄せる。地元の吉原寛人騎手の手綱も心強く、好位でうまく立ち回れればチャンスがある。

(大貫 師男)

注記

当ページは、9月21日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。