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レースの見どころ

今年で第44回目を迎える伝統の浦和記念。これまでの勝ち馬にはホクトベガ、ヴァーミリアン、スマートファルコンなど一時代を築いた名馬がズラリ。2016年にケイティブレイブが勝利して以降はJRAが7連勝中。昨年も1~3着を独占しました。ただし、今年の場合は所属云々よりも世代間対決が一番の焦点。地元浦和で迎え撃つ3歳馬ヒーローコールは、重賞2連勝と箔付けして凱旋。対してテンカハルは息の長い末脚に磨きが掛かり5歳後半を迎えて本格化。日本テレビ盃の屈辱を晴らしたい3歳ミトノオー。渋い先行力で交流路線の常連に定着したメイショウフンジン。南関東が誇る長距離砲セイカメテオポリスなど多彩なメンバーが揃い激戦必至。

本命

  • 79ヒーローコール

CHECK!

2歳時は全日本2歳優駿に駒を進めて地方最先着の4着。明けて3歳3月には中山の伏竜Sに挑戦してミトノオーの3着。ところが期待を集めた羽田盃、東京ダービーは新星ミックファイアに完敗を喫してお株を奪われる格好。サンタアニタトロフィーも敗れて失意のドン底に。ところが屈辱をバネに即復活を果たし黒潮盃を58キロで勝利。戸塚記念はライバルの一頭マンダリンヒーローに1秒3差をつける圧勝。その勢いは増すばかりで17日の本馬場追いは桁違いの反応。地元浦和出走が新馬以来というのは意外ですが、地の利に加えて斤量54キロ有利。脚質自在の強みもあり地元のビッグタイトル奪取。これを手土産に次はミックファイアへ雪辱戦だ。

対抗

  • 67テンカハル

CHECK!

デビューから一貫して芝の中長距離路線。3勝クラスでしばらく停滞していましたが、ダートに切り替えて正に覚醒。交流初挑戦の日本テレビ盃は持ち味とする息の長い末脚を駆使してウシュバテソーロの2着。前走のブラジルCは後方から巧みなコース取りで内から外に切り替え測ったような差し切り。ここまでウシュバテソーロと同じような軌跡を辿り本格化。同じ長距離でもコーナーを多く回る浦和コースへの対応がどうかですが、前走の運びができれば対応OKと判断。坂井瑠星騎手の手綱捌きも見物です。

単穴

  • 22ミトノオー

CHECK!

ヒーローコールに重い印が付くなら、当然この馬も注目の一頭です。伏竜S、兵庫チャンピオンシップを逃げ切り。勇躍挑戦したジャパンダートダービーはミックファイアの3着に終わりましたが、道中離し気味に逃げて自分のスタイルは貫徹。問題は前走の日本テレビ盃をどうみるか。先行有利に傾いている今の船橋の馬場で楽に逃げた割にアッサリ捕まって6着。ひと息入ってレース勘が伴っていなかったのか…。この中間は入念に乗り込まれて本来の動き。陣営が強攻策を仄めかせているテイエムサウスダンや他の先行タイプとの兼ね合いもカギになりますが、案外溜めて逃げるよりガンガン行く方がいい感じもあり、先手を取り切れば多少ハイペースでも逃げ粘る可能性は十分。

連穴

  • 44メイショウフンジン
  • 11セイカメテオポリス
  • 710ディクテオン

CHECK!

メイショウフンジンは今年3月のダイオライト記念で3着。そして前走の白山大賞典がゴール寸前まで逃げ粘り2着。今回は内枠にミトノオーがいるので控える競馬を想定。追っての味がひと息で単のイメージは沸きませんが、持ち前の粘着先行で連下にはマークしておきたい。
東京記念や大井記念を勝利し、交流重賞でも入着するなど南関屈指の長距離砲として定着したセイカメテオポリス。前走の白山大賞典は先行ペースに脚を余す形で消化不良の6着。浦和コースが合うかは微妙ですが、メンバー的にハイペースになる公算大。笹川騎手が気を抜かせずビシビシ追って来れば一発大駆けの可能性。
前走ブラジルCはテンカハルの4着だったディクテオンですが、ロスなく立ち回った相手に対してこちらは終始外々を回る競馬。それで0秒5差なら決して悪くない内容。叩き良化タイプで当然前走以上の状態。展開もつれてどんでん返しになった際には出番が回ってくる。

提供 ケイシュウNEWS 吉羽 孝

注記

当ページの情報は、11月22日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。