注目馬情報 Attention

ユティタム

牡3 JRA 須貝尚介厩舎 通算6戦3勝

父:Justify
母:ジペッサ
母の父:City Zip

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前走の福島民友Cは小回り1700mでレコードが出る速い流れ。脚をためられる場面がなく、久々でもあって余計に厳しかったが、そんな中でぐるっと外を回らされても最後までじりじり伸びていた。年長馬相手にメドが立ったとみていいだろう。ジャパンダートダービーはベストより微妙に長い2000mで、当時は暑さも堪えていたよう。それでも4着。実績ある距離なら更にいいパフォーマンスを見込める。久々をひと叩きされて状態も良く、減っていた馬体が回復し、中間の栗東CWコースでの動きも素晴らしいの一語。超のつく大型馬だけにコーナーのタイトな川崎に舞台が変わるのが少々心配だが、そこさえクリアできれば好勝負になりそうだ。

(競馬ブック・坂井直樹)

バーデンヴァイラー

牡5 JRA 齋藤崇史厩舎 通算17戦7勝

父:ドゥラメンテ
母:ヴィートマルシェ
母の父:フレンチデピュティ

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我が強くて気性の難しさがあり、常に鍵を握るのはメンタル面。前走のカノープスSは早めに後続にまくられて勝負どころで被せられ、脆さを出しそうなパターンだったが、直線半ばまでは盛り返す脚を見せていた。序盤に好位の外を確保して気分良く運べたことが良かっただろう。58.5キロのトップハンデを思えば、0秒4の着差も悪くない。マイルの今回は追走に忙しくなりそうで、そこが気持ちの面でどう出るかだが、母系に桜花賞馬キョウエイマーチがいる血統で、近走はゴール手前で脚が上がる場面が見られることからも、距離短縮自体はいい方に出る可能性はある。他馬との斤量差は気になるが、馬格のある馬で60キロの斤量自体はこなしそうだ。

(競馬ブック・坂井直樹)

ヴィブラフォン

牝4 JRA 高木登厩舎 通算14戦4勝

父:ドレフォン
母:ヴィンテージローズ
母の父:ゼンノロブロイ

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デビュー4戦目で初勝利を挙げ、同10戦目で2勝目。しかし、2勝クラス、3勝クラスはいずれも僅か2戦で勝ち上がり。つまり、近5戦で3勝と本格化の兆しを見せている。「体が増えてだいぶしっかりしてきました」と管理する高木登調教師。実際、デビュー戦で432キロだった馬体重は前走で448キロ。3走前に勝ち上がった時は454キロとデビュー時と比べ20キロ以上も成長していた。競馬ぶりは以前より先行力がついており、前走の奥羽Sはポンとハナを切ると、そのまま最後まで他馬に先頭を譲る事なく、逃げ切り勝ち。それも2着に2馬身の差をつけてゆうゆうと勝ってみせた。中間も坂路を中心に乗り込みは充分。「前走のようにモマれなければ強いので、ポンと行ければ面白いはずです」と高木師は言う。

(平松 さとし)

ニューモニュメント

牡7 JRA 小崎憲厩舎 通算36戦6勝

父:ヘニーヒューズ
母:アンナータ
母の父:アドマイヤムーン

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3~4歳時も1800mに使うことはあったが、結果が出たのは1400m。掛かる面があったわけではないが、ためが利く分、短い方がいい脚を使えた。しかし、オープン入りしてからは1400mだと少し忙しい感じだったので距離を延ばすことに。このタイミングで力もつき、安定して走れるようになった。まだ重賞勝ちこそないが、オープン特別で2勝。ジュライSではのちにチャンピオンズCを勝ったジュンライトボルトを負かし、川崎記念ではウシュバテソーロ、テーオーケインズに次いで3着に好走した。今回はタイトなコーナーの川崎で1600mになるが、小回りにも対応できる機動力があり、ひと叩きした上積みも見込める。うまく噛み合えばチャンスはある。

(競馬ブック・牟田雅直)

オマツリオトコ

牡3 JRA 伊藤圭三厩舎 通算11戦3勝

父:ヴィットリオドーロ
母:マツリバヤシ
母の父:スマートボーイ

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前走の東京盃(JpnII)はまさかの11着(13頭立て)に大敗したが、自身初のダート1200メートル戦という事で、追走で一杯になってしまった。その前走に関し、伊藤圭三調教師は「距離も短かったけど、脚抜きの良い道悪馬場という事で、追走で終わってしまいました」と唇を噛んで言う。今回、1600メートルに戻るのは好材料といえるだろう。また、前々走のサマーチャンピオン(JpnIII)では2着に好走しており、状態面は当時と比べても変わらないと伊藤圭師は続ける。「調教の動きからしてデキ落ちは全くなく、引き続き良い状態といえます」。となれば前走とは違う条件で、好走があってもおかしくなさそうだ。「ちゃんと力を出せる競馬になってくれれば、巻き返せるはずです」と調教師は力強く語る。

(平松 さとし)

フォーヴィスム

牡5 川崎 内田勝義厩舎 通算14戦4勝

父:ドゥラメンテ
母:アートプリンセス
母の父:Officer

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前走までJRAに在籍して通算4勝の実績を残した。オープンでは3戦して7、11、7着と結果を出せなかったが、オープン入りを決めた4月の鎌倉Sは好位から抜け出す全く危なげない内容だった。500キロを超す雄大な馬体からも潜在能力は高い。さらにまだ5歳と若く、新天地でさらなる成長を遂げる可能性も十分。内田勝義調教師も「いい馬だよ」と評価した。移籍初戦の今回に向けては「まずは一度走らせてみないとね」と慎重な姿勢を崩さないが、デビューから一貫して左回りコースに使われており川崎との相性は良さそう。白星は全て7~8Fで挙げており、マイル適性も十分だ。小回り向きの先行力も備えており、いきなり輝きを放っても驚かない。

(スポーツニッポン・大澤太久)

注記

当ページは、12月9日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。