注目馬情報 Attention

グランブリッジ

牝5 JRA 新谷功一厩舎 通算15戦6勝

父:シニスターミニスター
母:ディレットリーチェ
母の父:ダイワメジャー

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回りの左右を問わず安定した成績を残していて、着外2走はデビュー戦の1400mと昨年7月のスパーキングレディーCの1600m。距離は長いほど良く、2000m以上の距離で1、1、1、2着という安定ぶり。2000mで走れる今回の条件なら申し分なく、特に牡馬相手でレコード決着の2着、後続を離した前走の内容通りなら、ここでも十分首位争いを計算できる。3歳時の小倉2走は現地滞在だったが、栗東から北海道や盛岡への長距離輸送でも馬体減りしなかったあたり、佐賀への遠征もまったく問題ないだろう。調整は順調にこられ、デキも良さそう。ゲートに若干の不安はあるが、スタートはここ2走続けて決めた。同様のスタートが決まるならまず崩れまい。

(競馬ブック・坂井直樹)

メイショウフンジン

牡6 JRA 西園正都厩舎 通算27戦6勝

父:ホッコータルマエ
母:シニスタークイーン
母の父:シニスターミニスター

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オープン特別を2勝、白山大賞典ではウィルソンテソーロに半馬身差の2着に食い下がっているように、重賞でやれる力は十分ある馬。近2走はワンパンチ足りないレースが続いているが、浦和記念は控える競馬が合わなかったようだし、名古屋グランプリは前半3頭で競り合う形になって展開が厳し過ぎた。あまり攻め駆けしないタイプではあるが、31日には自己ベストタイの時計で動いており、体調は良さそう。勝負根性があって、マイペースで先行できれば抜かさせない渋太さが持ち味。パワータイプで力のいる地方の馬場も合っており、佐賀の小回り2000mは適条件。馬体を併せての追い比べで持久力勝負に持ち込めれば巻き返しがあって不思議ない。

(競馬ブック・三浦幸太郎)

ノットゥルノ

牡5 JRA 音無秀孝厩舎 通算17戦3勝

父:ハーツクライ
母:シェイクズセレナーデ
母の父:Unbridled's Song

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3歳時にジャパンダートダービーを勝ち、東京大賞典2着。早い段階からダートで強さを見せてきた。昨年は勝ち星がなかったが、JBCクラシック2着、暮れの東京大賞典ではウシュバテソーロから0秒3差の4着と力は示している。前々走のチャンピオンズCでは発馬で躓いて後方からになったが、基本的には先行してスピードと渋太さを生かすタイプ。大型でトビも大きいのでその点ではもっと広いコース向きだろうが、脚質としては佐賀は初めてでも向いているのではないか。中間はコースでも武豊ジョッキーが騎乗し、しっかりと3頭併せで負荷をかけ、馬体も動きも力強く、気配がいい。相手関係からも今回も上位を争えるはずだ。

(競馬ブック・西村敬)

マンダリンヒーロー

牡4 大井 藤田輝信厩舎 通算10戦4勝

父:シャンハイボビー
母:ナムラナデシコ
母の父:フジキセキ

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2歳6月のデビューから、ハイセイコー記念を含めて4連勝。雲取賞2着後は地方馬として初のアメリカ遠征を敢行し、サンタアニタダービーで2着、ケンタッキーダービー12着の足跡を刻んだ。帰国後もダービーグランプリ2着など、重賞で3連続2着と高いポテンシャルを示している。今回は4カ月ぶりの実戦となるが、藤田輝信調教師は「(昨年)12月29日に放牧から帰厩。2本目に時計を出してから動きが良くなってきて、気合も乗ってきました。相手なりの面はありますが、遠征やコース替わりに不安はないので、力を出し切って勝ってほしいですね」と順調な調整ぶりを口にする。惜敗続きにピリオドを打ち、世界レベルの実力を発揮できるか。

(大貫 師男)

ケイアイパープル

牡8 JRA 村山明厩舎 通算30戦8勝

父:パイロ
母:アルヴェナ
母の父:Seeking the Gold

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重賞は22年佐賀記念、白山大賞典の2勝。そのほかには21年名古屋グランプリ、22、23年名古屋大賞典、22年平安Sと2着が計4回。7歳にして初めて挑んだJpnI(前走JBCクラシック)では9着に敗れたが、ここに入れば実績、実力は上位。勝っているレースでもあり、軽くは扱えない存在だ。揉まれると良くないタイプ。先行押し切りが好走パターンで、逃げ馬を行かせてその直後で構えるのが理想。今回で言えばメイショウフンジン、ノットゥルノとの兼ね合いがポイントになりそう。今回は11月以来3カ月ぶり。「減っていた体を戻しながらの調整。動きにも良化の余地がある」と村山師。8歳馬でもあり、ひと叩きが理想か。状態面については割り引いて考えたい。

(競馬ブック・広瀬健太)

ヒストリーメイカー

牡10 佐賀 手島勝利厩舎 通算57戦18勝

父:エンパイアメーカー
母:チヨノドラゴン
母の父:バブルガムフェロー

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JRAでデビュー後、2走使って金沢へ移籍。10勝(移籍戦から5連勝含む)したのち、再び中央へ戻り4勝。昨年の2月に佐賀へ。移籍戦は佐賀ではなく交流重賞、白鷺賞(姫路)に出走。早め先頭から押し切った。その後、地元ではなかなか勝てず苦戦。10月にようやく特別戦を制し、地元初勝利。年末の重賞、中島記念ではスローペースを嫌って早仕掛けから押し切る強い内容で地元重賞を初制覇。「行ければ行きたかったし、流れが遅かったからね。セオリー通りではなく早仕掛けでも、自分から行く形で良い内容だったと思う。」と管理する手島勝利調教師。年明けの特別戦でも同様の早仕掛けで押し切り勝ち。10歳を迎えても元気いっぱいで衰えは感じない。「相手は強力ですが、無理に先行しなくても今回のメンバーだとペースも違いますから、うまく流れを掴んで、良い走りを見せてもらいたいですね。」とのこと。佐賀勢では大将格。好メンバーが揃った相手でも、自在性発揮に期待したい。

(通信社・今村雅和)

タガノファジョーロ

牡8 佐賀 九日俊光厩舎 通算44戦9勝

父:バゴ
母:ラヴソレイユ
母の父:フジキセキ

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JRAでデビュー後、4勝(障害1勝含む)し、園田で1走使われ、一昨年の10月に佐賀へ移籍。移籍2戦目の重賞、九州大賞典では距離への適性を見せ、グレイトパールの2着。その後、重賞2勝を含む5勝。昨年末の重賞、中島記念では距離不足とペースに泣き、6着と大敗。移籍戦以来の着外に終わった。「この馬にとっては厳しい展開でした。一気のペースアップではなく、徐々に加速していくタイプですからね。」と管理する九日俊光調教師。年明け後の特別戦で巻き返して勝利したものの、「中央勢も居るし、今回は相手が違いますからね。ひとつでも上の着順を目指して頑張ってくれれば。」との返答。距離的にも流れ的にも適性はあるものの、メンバー的には劣勢の感じは残る。

(通信社・今村雅和)

注記

当ページは、2月7日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。