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レースの見どころ

今年で第51回目を迎える佐賀記念。1997年に名称を佐賀記念に変更されて以降は地方馬が優勝したのは2001年と2002年のミツアキサイレンス、2008年チャンストウライの2頭だけ。それ以外ではJRA勢が優勝しており馬券圏内にも高確率で絡んでいる。一方優勝馬も牡馬がズラリ。実績ではノットゥルノにチャンスがありそうだが、今回は平安ステークス時と同斤量の59キロ。過去の佐賀記念を遡ると58キロでの優勝馬はいるが59キロで勝った馬はいない。そうなれば今年は唯一の紅一点グランブリッジが組み合わせ的に楽しみ。南関東の牝馬重賞路線を進んでいたが、名古屋グランプリでは2着と好戦し内容的にも悪くなかった。佐賀記念で初となる牝馬の優勝馬が誕生する可能性も。

本命

  • 22グランブリッジ

CHECK!

2021年9月に中央でデビューすると3戦目となる3歳未勝利で初白星を奪取。その後1勝クラスを勝ち上がった後は、2022年の関東オークス、門別のブリーダーズゴールドカップを制し牝馬ダートグレードを連勝。TCK女王盃、エンプレス杯も勝った。南関東と門別を含め牝馬重賞を4つ制している。直前の名古屋グランプリでは前が壁となり、稍追い出しが遅れて先に動いた勝ち馬を捉え切れなかったが、浦和記念を勝った相手に好戦したし収穫ある内容でもあった。佐賀コースを熟知し相性も良い川田騎手が鞍上も頼もしい。この組み合わせなら流れひとつでチャンスあって良い。

対抗

  • 811ノットゥルノ

CHECK!

デビューから2戦は芝を使ったが、3戦目でダートに矛先を向けると阪神の3歳未勝利戦を圧勝して、1勝クラスと連勝。その後は3歳オープンの伏竜ステークスで2着。3歳交流重賞の兵庫チャンピオンシップでは2着を確保する活躍を見せた。2022年のジャパンダートダービーを制し、ダートグレードを初制覇。3歳ダートチャンピオンに輝いた。2022年と2023年の東京大賞典ではドバイワールドカップを制したウシュバテソーロ相手にいずれも0秒3差。実力は一枚上といえるし右回りを最も得意としている印象。佐賀コースとの相性は良さそうだし、59キロの斤量を克服できれば。

単穴

  • 67キリンジ

CHECK!

2022年の小倉の芝でデビュー。この馬も3戦目からダート戦にシフトチャンジすると5戦目で勝ち上がり、1勝クラスも制した。次走の兵庫チャンピオンシップ、ジャパンダートダービーでも2着と好戦。シリウスステークスでは着順を落としたが、その後は休養を挟み立て直された。その東海ステークスでは勝負どころで詰まるロスが痛かったが、進路が開くとそこからスッと伸びてきて見せ場を作っていた。久々を叩かれて今度は状態も上向いてくるはず。メンバーは骨っぽくなるが4歳馬でまだまだこれからの馬だし勢いもある。どこまで通用するか楽しみ。

連穴

  • 11マンダリンヒーロー
  • 33メイショウフンジン
  • 812ケイアイパープル

CHECK!

大井所属のマンダリンヒーローもここなら上位に注意が必要。久々でもここに向けて乗り込み量は豊富だし仕上がり自体も悪くなさそう。前3戦の地方交流重賞の走りだとやや劣勢感はあるものの上位の一角が崩れれば通用しない相手ではない。以下2頭も用心。メイショウフンジンは名古屋グランプリは先行したもののペースが速く展開面で精彩を欠いた。佐賀コース向きの先行タイプだし流れひとつで巻き返してくる力は持っている。ケイアイパープルは2022年の佐賀記念を圧勝した実力。昨年11月のJBCクラシック以来のレースとなるし仕上がりがカギだが、このメンバー構成なら力的にも大崩れはなさそう。レース展開次第では圏内争いに加わってきても不思議ない。

提供 馬物語 永瀬 将尚

注記

当ページの情報は、2月11日(日)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。