注目馬情報 Attention

イーグルノワール

牡3 JRA 音無秀孝厩舎 通算5戦3勝

父:ブリックスアンドモルタル
母:アルティマブラッド
母の父:シンボリクリスエス

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ダートに路線を変更して重賞を含む3連勝。前走で連勝こそストップしたが、勝ち馬が強過ぎたまでで、後続には2馬身半差をつけての2着は評価できる。これまで芝も含め、全5戦がすべて違う競馬場で距離も1400mから1700mまで経験済み。順応性にも長けている。今回は更に距離が延びるが、3走前に松山騎手が「1800mでもいい」と。前で運べて切れより渋太さ身上のタイプなのでむしろ合うはず。使い込んできているが、この中間は2走前同様に坂路で51秒台を2本マーク。相変わらずピカピカの毛ヅヤで張りのいい好馬体を誇示して好気配。この時季の大型馬でもビシビシ追われて太め感なく出走できそう。右回りも問題なく、ここは堂々の主役を張る。

(競馬ブック・信根隆二)

アマンテビアンコ

牡3 JRA 宮田敬介厩舎 通算3戦2勝

父:ヘニーヒューズ
母:ユキチャン
母の父:クロフネ

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昨年11月のカトレアS(1着)以来の出走となる点に関し、宮田敬介調教師は次のように語る。「前走後はノーザンファーム天栄に放牧に出しました。その後、雲取賞を目標に、レースから逆算して約1カ月前には帰厩させました。2戦目(プラタナス賞3着)の時はもっと間が空いていたけど、それなりに競馬は出来たので何も心配はありません」。体的にも仕上がっているのかを問うと「中間は540キロ台(前走時は536キロ)。少し増えているくらいで出られると思います」との事。最初の頃は馬運車に乗るのを嫌がるような面もあったそうだが、現在は成長が窺え、その心配もないそうだ。「プラタナス賞では負かされたイーグルノワールもいるので、しっかりリベンジしたいです」と指揮官は力こぶを作って言った。

(平松 さとし)

ギガース

牡3 船橋 佐藤裕太厩舎 通算4戦3勝

父:マジェスティックウォリアー
母:アルマーズビコー
母の父:ジャングルポケット

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ここまで4戦3勝。2戦目に半馬身差2着に敗れたが、内から追い込んできたエイムフォーエースにゴール寸前で差されたもの。出し抜けを食らった格好だった。3戦目の特別は6馬身差の圧勝。続くニューイヤーカップでは逃げたクルマトラサンに2番手からプレッシャーをかけ、ねじ伏せるように捉えた。重賞初挑戦で初制覇。初遠征で初の1周競馬という課題もポテンシャルの高さでクリアした。今回はさらなる距離延長と初の右回りだが、佐藤裕太調教師は「ためが利くというか、前回で折り合いを覚えてくれた。調教では右回りも問題なさそう」と気にしていない。さらに「馬が好きで相手なりに走る。それがいい方に向けば強い相手にもいい勝負をしてくれるのでは」と話す。期待の膨らむ参戦だ。

(牛山 基康)

ブルーサン

牡3 JRA 川村禎彦厩舎 通算8戦2勝

父:モーニン
母:グッドレインボー
母の父:ステイゴールド

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デビュー戦は右へ張っていたが、右側にチークピースを着けてその修正を図り、右回りに替わったこともプラスに出たようで、スムーズに走れるようになった。3戦目からはスタートも上達してゲートが速くなったが、前半はやや力んで走りがち。それでいて多少きつい流れになった時でも、ラストまで粘り強さを発揮できるように、瞬発力というより、スピードの持続性に長けた点が最大の武器だろう。理想はハナを切って、ラチを頼りながら走る形。力を要す馬場もこなすが、2勝目を挙げた時が終始楽な行きっぷり。理想は脚抜きのいい馬場だろう。今の大井はかなり力を要すだけに、ひと雨欲しいところだが、先制して自分の形に持ち込めれば問題はないと見る。

(競馬ブック・橋本篤史)

ウルトラノホシ

牡3 佐賀 真島元徳厩舎 通算6戦3勝

父:ホッコータルマエ
母:シータトウショウ
母の父:ジェニュイン

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地元佐賀でデビューし、これまで6戦3勝の実績。デビュー戦を圧勝し、2戦目の重賞、九州ジュニアチャンピオンでは初距離と砂を嫌った影響もあり、4着まで。その後、ネクストスター佐賀、カペラ賞と立て続けに重賞を制覇し、力の違いを見せつけた。次走の全日本2歳優駿JpnI(川崎・国際交流)では6着と健闘。年明け3歳となって挑んだブルーバードカップJpnIII(船橋・指定交流)では、勝ち馬とコンマ2秒差の4着(地方馬最先着)と際どく迫っていた。「道中も良いペースで追走してたけど、勝負どころで外に出すときに、躓いた点は痛かったですね。」と管理する真島元徳調教師。その後は、地方競馬教養センターで調整予定も不慣れな環境に加え、他馬もおらず淋しがる素振りもあったため帰厩。「帰厩後は飼い葉喰いも良く、ゆっくりと休養させ、その後も順調にきています。今回も相手は強そうだけど、確実に力は付けてきているし、右回りでの競馬に戻る点も良いので、頑張ってほしいですね。」と同師。帰厩後、日を追う毎に活気も戻ってきて、調整も順調。前回以上のパフォーマンスに地元の期待も大きい。

(通信社・今村雅和)

サントノーレ

牡3 大井 荒山勝徳厩舎 通算6戦3勝

父:エピカリス
母:リンガスウーノ
母の父:サウスヴィグラス

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門別でデビューから2連勝、ブリーダーズゴールドジュニアCで3着。ここが大井転入初戦だが、すでに鎌倉記念・SIIを制覇し、前走の全日本2歳優駿・JpnIでは3着と活躍。名前はすでに全国区だ。今回の手綱は全6戦でコンビを組んで戦った、戦友の服部茂史騎手に任された。同騎手は中間でコンタクトを取っており、「跳びが大きくていい馬なので、その感触を確かめた。動きはいいし、バランスが良くなっている。順調だと感じた」と成長を感じている。前走の全日本2歳優駿では、早め先頭に立ったV馬・フォーエバーヤングを前に見ながら徐々に着順を上げて馬券圏内に粘り込んだ。その内容から、「前に強い馬がいると、追いかけて行く。コントロールが利くし、1800mに距離が延びても問題ない」と鞍上は自信を持って本番に臨む。

(スポーツ報知・志賀浩子)

クルマトラサン

牡3 船橋 張田京厩舎 通算4戦2勝

父:ベストウォーリア
母:エメラルドアロー
母の父:ヨハネスブルグ

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好時計で圧勝した新馬戦に続き、大井のゴールドジュニアも快勝。デビュー2戦目にして初遠征での重賞制覇は素質の高さを感じさせるものだった。続くハイセイコー記念で3着に敗れるが、圧勝したダテノショウグンは5戦5勝。完成度の差もあっただろう。今年は前走のニューイヤーカップから始動。逃げて2着だが、外の出方を見ながら引くに引けずに行ったもの。枠順が災いしたか。その後はここに向けて調整されてきた。張田昂騎手に中間の様子を聞くと「順調ですよ」と状態は良さそう。ただ「距離がどうかですね。出していかなくてもあれだけ行けるスピードタイプなので」。1800mを克服できるかどうかが鍵になりそうだ。

(牛山 基康)

注記

当ページは、2月9日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。